$x$軸上を正の向きに進む波長が6.0mの正弦波がある。ある点における時刻$t$ [s]での変位$y$ [m]が $y = 2.0 \cos(8.0 \pi t)$ で表される。 (1) この波の周期$T$ [s]と速さ$v$ [m/s]を求めよ。 (2) 座標$x$ [m]の点における、時刻$t$ [s]での変位$y$ [m]を表す式を作れ。

応用数学波動正弦波周期波の速さ波長
2025/4/18
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

xx軸上を正の向きに進む波長が6.0mの正弦波がある。ある点における時刻tt [s]での変位yy [m]が y=2.0cos(8.0πt)y = 2.0 \cos(8.0 \pi t) で表される。
(1) この波の周期TT [s]と速さvv [m/s]を求めよ。
(2) 座標xx [m]の点における、時刻tt [s]での変位yy [m]を表す式を作れ。

2. 解き方の手順

(1) 周期TTと速さvvを求める。
与えられた式は y=2.0cos(8.0πt)y = 2.0 \cos(8.0 \pi t) である。
一般的に、時刻 tt の関数としての変位は、y=Acos(ωt)y = A \cos(\omega t) と表せる。ここで、AA は振幅、ω\omega は角振動数である。
角振動数 ω\omega と周期 TT の関係は ω=2πT\omega = \frac{2\pi}{T} である。
したがって、2πT=8.0π\frac{2\pi}{T} = 8.0 \pi となる。
これから周期 TT を求められる。
T=2π8.0π=14.0=0.25 sT = \frac{2\pi}{8.0\pi} = \frac{1}{4.0} = 0.25 \text{ s}
波の速さ vv は、波長 λ\lambda と周期 TT を用いて、v=λTv = \frac{\lambda}{T} で求められる。
波長 λ=6.0 m\lambda = 6.0 \text{ m} と周期 T=0.25 sT = 0.25 \text{ s} を代入して、速さ vv を求める。
v=6.00.25=24 m/sv = \frac{6.0}{0.25} = 24 \text{ m/s}
(2) 座標xx [m]の点における、時刻tt [s]での変位yy [m]を表す式を作る。
与えられた変位の式は、ある一点における時間変化を表している。xx軸上を正の方向に進む波の一般的な式は
y=Acos(ωtkx)y = A \cos(\omega t - kx) である。ここで、kk は波数であり、k=2πλk = \frac{2\pi}{\lambda} で表される。
問題文から、ω=8.0π\omega = 8.0 \piA=2.0A = 2.0λ=6.0\lambda = 6.0 であることがわかる。
波数 kk を計算する。
k=2π6.0=π3k = \frac{2\pi}{6.0} = \frac{\pi}{3}
したがって、xx [m]の点の、時刻tt [s]における変位yy [m]を表す式は、
y=2.0cos(8.0πtπ3x)y = 2.0 \cos(8.0 \pi t - \frac{\pi}{3}x)

3. 最終的な答え

(1) 周期: T=0.25 sT = 0.25 \text{ s}, 速さ: v=24 m/sv = 24 \text{ m/s}
(2) y=2.0cos(8.0πtπ3x)y = 2.0 \cos(8.0 \pi t - \frac{\pi}{3}x)

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