(1) 行列の各成分を比較すると、以下の連立方程式を得ます。
x2=∣y∣+8 y=z かつ z=2x より y=2x となります。 これを x2=∣y∣+8 に代入すると、 x2=∣2x∣+8 となります。 場合分けして考えます。
(i) x≥0 のとき、x2=2x+8 より x2−2x−8=0。これを解くと (x−4)(x+2)=0 より x=4,−2。x≥0 より x=4。このとき y=2x=8, z=y=8。 (ii) x<0 のとき、x2=−2x+8 より x2+2x−8=0。これを解くと (x+4)(x−2)=0 より x=−4,2。x<0 より x=−4。このとき y=2x=−8, z=y=−8。 (2) 行列の各成分を比較すると、以下の連立方程式を得ます。
x+9z−1=0 9y−3z=0 x+10y=1 x+9z−1=0 より x=−9z−1 9y−3z=0 より 9y=3z、すなわち y=913z=3z−2 x+10y=1 に x=−9z−1 と y=3z−2 を代入すると、 −9z−1+10⋅3z−2=1。 x=−9/z, y=3z−2=3z/9 を x+10y=1 に代入すると −9/z+(10/9)3z=1 3z=3 のとき、z=1, よって x=−9, y=1/3 −9+10/3=1 これは誤り z=2 のとき x=−9/2, y=1 −9/2+10=1 ではない x=1−10y=−9/z とすると、 z=−9/(1−10y), 9y=3z=3−9/(1−10y). y=31を代入すると、 9⋅31=3=3z より z=1 このとき x=−9z−1=−9 x+10y=−9+10/3=−17/3=1 なので誤り y=0のとき 9y−3z=−3z=0 となり、矛盾 z=2の時, 9y−3z=9y−9=0. よって y=1 x+10y=x+10=1 より x=−9 x+9z−1=−9+9/2=0 より誤り