$x$軸上を正の向きに進む正弦波の、座標 $x$ [m] の点の変位 $y$ [m] が $y = 0.20 \sin \pi(5.0t - 0.10x)$ で表されるとき、この波の振幅 $A$ [m]、周期 $T$ [s]、波長 $\lambda$ [m]、振動数 $f$ [Hz]、速さ $v$ [m/s] を求める問題です。

応用数学波動正弦波振幅周期波長振動数波の速さ物理
2025/4/18

1. 問題の内容

xx軸上を正の向きに進む正弦波の、座標 xx [m] の点の変位 yy [m] が y=0.20sinπ(5.0t0.10x)y = 0.20 \sin \pi(5.0t - 0.10x) で表されるとき、この波の振幅 AA [m]、周期 TT [s]、波長 λ\lambda [m]、振動数 ff [Hz]、速さ vv [m/s] を求める問題です。

2. 解き方の手順

正弦波の一般式は、
y=Asin(2π(tTxλ))y = A \sin(2\pi (\frac{t}{T} - \frac{x}{\lambda}))
または
y=Asin(ωtkx)y = A \sin(\omega t - kx)
と表されます。ここで、AA は振幅、TT は周期、λ\lambda は波長、ω\omega は角振動数、 kk は波数です。ω=2πf\omega = 2\pi fk=2πλk = \frac{2\pi}{\lambda} の関係があります。
与えられた式 y=0.20sinπ(5.0t0.10x)y = 0.20 \sin \pi(5.0t - 0.10x) を変形すると、
y=0.20sin(5.0πt0.10πx)y = 0.20 \sin (5.0\pi t - 0.10\pi x)
となります。
* **振幅 AA:**
振幅は yy の係数なので、
A=0.20 mA = 0.20 \text{ m}
* **角振動数 ω\omega と振動数 ff:**
ω=5.0π\omega = 5.0\pi なので、
ω=2πf=5.0π\omega = 2 \pi f = 5.0 \pi
f=5.0π2π=2.5 Hzf = \frac{5.0 \pi}{2\pi} = 2.5 \text{ Hz}
* **周期 TT:**
T=1f=12.5=0.40 sT = \frac{1}{f} = \frac{1}{2.5} = 0.40 \text{ s}
* **波数 kk と波長 λ\lambda:**
k=0.10πk = 0.10\pi なので、
k=2πλ=0.10πk = \frac{2\pi}{\lambda} = 0.10\pi
λ=2π0.10π=20 m\lambda = \frac{2\pi}{0.10\pi} = 20 \text{ m}
* **速さ vv:**
v=fλ=2.5×20=50 m/sv = f\lambda = 2.5 \times 20 = 50 \text{ m/s}
あるいは
v=ωk=5π0.1π=50 m/sv = \frac{\omega}{k} = \frac{5\pi}{0.1\pi} = 50 \text{ m/s}

3. 最終的な答え

振幅 A=0.20A = 0.20 m
周期 T=0.40T = 0.40 s
波長 λ=20\lambda = 20 m
振動数 f=2.5f = 2.5 Hz
速さ v=50v = 50 m/s

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