数列 $\{ \log_2 a_n \}$ が初項2、公差-1の等差数列であるとき、数列 $\{ a_n \}$ が等比数列であることを示し、その初項と公比を求めよ。

代数学数列等差数列等比数列対数
2025/4/20

1. 問題の内容

数列 {log2an}\{ \log_2 a_n \} が初項2、公差-1の等差数列であるとき、数列 {an}\{ a_n \} が等比数列であることを示し、その初項と公比を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、数列 {log2an}\{ \log_2 a_n \} の一般項を求めます。等差数列の一般項は、初項を aa、公差を dd とすると a+(n1)da + (n-1)d で表されます。
この問題の場合、初項は2、公差は-1なので、
log2an=2+(n1)(1)=2n+1=3n\log_2 a_n = 2 + (n-1)(-1) = 2 - n + 1 = 3 - n
となります。
次に、ana_n を求めます。両辺を2の指数とすると、
an=2log2an=23na_n = 2^{\log_2 a_n} = 2^{3-n}
が得られます。
ここで、an+1a_{n+1} を計算します。
an+1=23(n+1)=23n1=22na_{n+1} = 2^{3-(n+1)} = 2^{3-n-1} = 2^{2-n}
数列 {an}\{ a_n \} が等比数列であることを示すためには、an+1/ana_{n+1}/a_n が一定であることを示す必要があります。
an+1an=22n23n=2(2n)(3n)=22n3+n=21=12\frac{a_{n+1}}{a_n} = \frac{2^{2-n}}{2^{3-n}} = 2^{(2-n) - (3-n)} = 2^{2-n-3+n} = 2^{-1} = \frac{1}{2}
したがって、an+1/an=1/2a_{n+1}/a_n = 1/2 であるので、数列 {an}\{ a_n \} は公比が 1/21/2 の等比数列です。
初項 a1a_1 は、
a1=231=22=4a_1 = 2^{3-1} = 2^2 = 4
となります。

3. 最終的な答え

数列 {an}\{ a_n \} は初項4、公比1/2の等比数列である。

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