2年生6人と1年生4人のグループから代表4人を選ぶ。 (1) 代表4人の選び方は何通りあるか。 (2) 2年生のAさんが選ばれる選び方は何通りあるか。 (3) 2年生3人、1年生1人が選ばれる選び方は何通りあるか。 (4) 少なくとも1年生が1人選ばれる選び方は何通りあるか。

確率論・統計学組み合わせ場合の数順列
2025/4/20

1. 問題の内容

2年生6人と1年生4人のグループから代表4人を選ぶ。
(1) 代表4人の選び方は何通りあるか。
(2) 2年生のAさんが選ばれる選び方は何通りあるか。
(3) 2年生3人、1年生1人が選ばれる選び方は何通りあるか。
(4) 少なくとも1年生が1人選ばれる選び方は何通りあるか。

2. 解き方の手順

(1) 全体の選び方
全体で10人から4人を選ぶので、組み合わせの総数は10C4_{10}C_4で求められます。
10C4=10!4!6!=10×9×8×74×3×2×1=210_{10}C_4 = \frac{10!}{4!6!} = \frac{10 \times 9 \times 8 \times 7}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 210
(2) Aさんが選ばれる選び方
Aさんが選ばれる場合、残りの3人は9人から選ぶことになるので、組み合わせの総数は9C3_{9}C_3で求められます。
9C3=9!3!6!=9×8×73×2×1=84_{9}C_3 = \frac{9!}{3!6!} = \frac{9 \times 8 \times 7}{3 \times 2 \times 1} = 84
(3) 2年生3人、1年生1人が選ばれる選び方
2年生から3人を選ぶ組み合わせは6C3_{6}C_3通り、1年生から1人を選ぶ組み合わせは4C1_{4}C_1通りです。
それぞれの選び方を掛け合わせることで、全体の選び方が求められます。
6C3=6!3!3!=6×5×43×2×1=20_{6}C_3 = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
4C1=4!1!3!=4_{4}C_1 = \frac{4!}{1!3!} = 4
20×4=8020 \times 4 = 80
(4) 少なくとも1年生が1人選ばれる選び方
これは、全体の選び方から1年生が1人も選ばれない選び方を引くことで求められます。
1年生が1人も選ばれない選び方(全員2年生)は、6C4_{6}C_4で求められます。
6C4=6!4!2!=6×52×1=15_{6}C_4 = \frac{6!}{4!2!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15
21015=195210 - 15 = 195

3. 最終的な答え

(1) 210通り
(2) 84通り
(3) 80通り
(4) 195通り

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