2次関数 $y = 2x^2 - 12x + 22$ について、以下の問いに答える。 (1) x軸との共有点の個数を求める。 (2) $0 \le x < 4$ における $y$ の値域を求める。 (3) $a$ を正の定数とするとき、$a \le x < 4$ における関数の最大値と最小値を、$0 < a \le [7]$, $[7] < a \le [10]$, $[10] < a < 4$ のそれぞれの場合について求める。
2025/4/20
1. 問題の内容
2次関数 について、以下の問いに答える。
(1) x軸との共有点の個数を求める。
(2) における の値域を求める。
(3) を正の定数とするとき、 における関数の最大値と最小値を、, , のそれぞれの場合について求める。
2. 解き方の手順
(1)
頂点の座標は で、 の係数が正であるから、グラフは下に凸の放物線である。
最小値は4であり、x軸より上に頂点があるため、x軸と交わらない。
したがって、x軸との共有点の個数は0個である。
(2) のグラフを考える。
の範囲で、 のとき (頂点)。
のとき
のとき
なので、 のときは含まない。
よって、 となる。
値域は である。
(3) について、 の範囲で考える。
のとき、 で最大、 で最小となる。
のとき、 で最大、 で最小となる。
いずれにしても、 で最大値 をとり、 で最小値 をとる。
で、 は範囲に含まれるので、 で最小値 をとる。
最大値は、 と のどちらかの の値が大きい方になる。
のとき
のとき
を解くと、, , ,
ならば , ならば
の範囲で の付近だけを考えればよい。
のときはから遠ざかるほど大きくなる。
ならば となることはないので、が最大値。
のとき、 で最大値
はありえないので、考慮しない。
よって、 のとき、最大値: , 最小値: 4
のとき、最大値: , 最小値: 4
(1) x軸との共有点の個数: 0個
(2) における の値域: 。
(3)
のとき、最大値: , 最小値: 4
のとき、最大値: , 最小値: 4
3. 最終的な答え
(1) 1: 0
(2) 2: 4, 3: ≦, 4: 22, 5: <, 6: 6
(3)
7: 3, 8: (4), 9: (1)
10: 3, 11: (4), 12: (1)
13: (5), 14: (1)