(1) y=x[x] (0≤x<3) のグラフをかく。 0≤x<1 のとき [x]=0 なので y=x⋅0=0。 1≤x<2 のとき [x]=1 なので y=x⋅1=x。 2≤x<3 のとき [x]=2 なので y=x⋅2=2x。 したがって、グラフは以下のようになる。
- 0≤x<1 で y=0 - 1≤x<2 で y=x - 2≤x<3 で y=2x (2) y=ax2+25 と y=x[x] のグラフが異なる2つの共有点を持つための a の範囲を求める。 0≤x<1 では y=ax2+25 と y=0 の交点を考える。 ax2+25=0 より x2=−2a5。a>0 より、x2=−2a5<0 となり、この範囲では交点を持たない。 1≤x<2 では y=ax2+25 と y=x の交点を考える。 ax2+25=x より ax2−x+25=0。 この2次方程式が 1≤x<2 の範囲に解を一つ持てばよい。 f(x)=ax2−x+25 とすると、 f(1)f(2)<0 または f(1)=0 または f(2)=0の場合を考えます。 f(1)=a−1+25=a+23 f(2)=4a−2+25=4a+21 f(1)>0 かつ f(2)>0 であるから、f(1)f(2)>0 となり、f(1)f(2)<0は起こらない。 y=ax2+25 が x=1 または x=2 で y=x と接する場合を考える。a>0なので、いずれの場合も、1 < x < 2に解を持つことはない。 解を持つ条件として、判別式 D>0 が必要。 D=(−1)2−4⋅a⋅25=1−10a>0 1>10a より a<101。 また、1≤x<2 に解を持つので、解の公式より x=2a1±1−10a となり、1≤2a1±1−10a<2 を満たす必要がある。 2≤x<3 では y=ax2+25 と y=2x の交点を考える。 ax2+25=2x より ax2−2x+25=0。 判別式 D=(−2)2−4⋅a⋅25=4−10a>0 4>10a より a<52 解の公式より x=2a2±4−10a=a1±1−25a 2≤a1±1−25a<3 を満たす必要がある。 f(2)=4a−4+25=4a−23 f(3)=9a−6+25=9a−27 f(2)f(3)<0 ならば解を持つ。 (4a−23)(9a−27)<0 (28a−3)(218a−7)<0 (8a−3)(18a−7)<0 83<a<187 2つの共有点を持つためには、少なくとも一つの区間で異なる交点を持てばよい。
83<a<187 は 83=0.375 であり、187≈0.389 である。 a<52=0.4 を満たしている。