$0 \le \theta < 2\pi$ のとき、関数 $y = \sin^2\theta - \cos\theta + 1$ の最大値、最小値、およびそのときの $\theta$ の値を求めよ。

解析学三角関数最大値最小値関数の最大最小
2025/4/20

1. 問題の内容

0θ<2π0 \le \theta < 2\pi のとき、関数 y=sin2θcosθ+1y = \sin^2\theta - \cos\theta + 1 の最大値、最小値、およびそのときの θ\theta の値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、関数を cosθ\cos\theta のみで表すために、sin2θ=1cos2θ\sin^2\theta = 1 - \cos^2\theta を用いて変形します。
y=(1cos2θ)cosθ+1=cos2θcosθ+2y = (1 - \cos^2\theta) - \cos\theta + 1 = -\cos^2\theta - \cos\theta + 2
次に、t=cosθt = \cos\theta とおきます。0θ<2π0 \le \theta < 2\pi より、1t1-1 \le t \le 1 です。
y=t2t+2=(t2+t)+2=(t+12)2+14+2=(t+12)2+94y = -t^2 - t + 2 = -(t^2 + t) + 2 = -(t + \frac{1}{2})^2 + \frac{1}{4} + 2 = -(t + \frac{1}{2})^2 + \frac{9}{4}
この式から、yyt=12t = -\frac{1}{2} のとき最大値 94\frac{9}{4} をとることがわかります。このとき、cosθ=12\cos\theta = -\frac{1}{2} なので、θ=23π,43π\theta = \frac{2}{3}\pi, \frac{4}{3}\pi
また、yyt=1t = 1 のとき最小値をとります。
t=1t=1 のとき、y=121+2=0y = -1^2 - 1 + 2 = 0。このとき、cosθ=1\cos\theta = 1 なので、θ=0\theta = 0

3. 最終的な答え

最大値:94\frac{9}{4} (θ=23π,43π\theta = \frac{2}{3}\pi, \frac{4}{3}\pi のとき)
最小値:00 (θ=0\theta = 0 のとき)

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