(1)
生徒5の英語の点数Aを求める。英語の平均点が14点なので、次の式が成り立つ。
99+20+11+15+A+15+13+16+11=14 110+A=126 したがって、生徒5の英語の点数Aは16点である。
次に、英語の点数の分散Bを求める。分散は各データの平均からの偏差の二乗の平均である。
英語の平均点は14点である。各生徒の偏差の二乗は次の通り。
(9−14)2=25 (20−14)2=36 (11−14)2=9 (15−14)2=1 (16−14)2=4 (15−14)2=1 (13−14)2=1 (16−14)2=4 (11−14)2=9 分散Bはこれらの平均なので、
B=925+36+9+1+4+1+1+4+9=990=10 したがって、英語の分散Bは10である。
次に、英語と数学の相関係数を求める。
r=英語の分散数学の分散共分散 で求められる。
英語の分散は10、数学の分散は10である。
共分散は、各生徒の英語の偏差と数学の偏差の積の平均である。
生徒1: (9−14)(14−15)=(−5)(−1)=5 生徒2: (20−14)(20−15)=(6)(5)=30 生徒3: (11−14)(8−15)=(−3)(−7)=21 生徒4: (15−14)(14−15)=(1)(−1)=−1 生徒5: (16−14)(17−15)=(2)(2)=4 生徒6: (15−14)(18−15)=(1)(3)=3 生徒7: (13−14)(14−15)=(−1)(−1)=1 生徒8: (16−14)(15−15)=(2)(0)=0 生徒9: (11−14)(15−15)=(−3)(0)=0 共分散 =95+30+21−1+4+3+1+0+0=963=7 r=10107=107=0.7 (2)
散布図は、英語の点数と数学の点数の分布を示す。
英語の平均点は14、数学の平均点は15である。
散布図を見ると、英語の点数が高いほど数学の点数が高い傾向にある。
また、相関係数が0.7なので正の相関がある。
生徒2の(20,20)はかなり高い値をとっている。
これらの条件を満たすのは、選択肢①である。