$a$ は正の定数とする。2次関数 $y = -x^2 + 4x + 1$ ($0 \le x \le a$) の最小値とそのときの $x$ の値を、次の各場合についてそれぞれ求める問題。 (1) $0 < a < 4$ のとき (2) $a = 4$ のとき (3) $4 < a$ のとき

代数学二次関数最大・最小平方完成グラフ
2025/4/23

1. 問題の内容

aa は正の定数とする。2次関数 y=x2+4x+1y = -x^2 + 4x + 1 (0xa0 \le x \le a) の最小値とそのときの xx の値を、次の各場合についてそれぞれ求める問題。
(1) 0<a<40 < a < 4 のとき
(2) a=4a = 4 のとき
(3) 4<a4 < a のとき

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成する。
y=x2+4x+1=(x24x)+1=(x24x+4)+4+1=(x2)2+5y = -x^2 + 4x + 1 = -(x^2 - 4x) + 1 = -(x^2 - 4x + 4) + 4 + 1 = -(x-2)^2 + 5
よって、この2次関数のグラフは、頂点が (2,5)(2, 5) で、上に凸な放物線である。軸は x=2x = 2 である。
(1) 0<a<40 < a < 4 のとき
この範囲では、軸 x=2x=2 が区間 [0,a][0, a] に含まれるので、 x=0x=0 で最小値をとる。
x=0x=0 のとき、y=02+4(0)+1=1y = -0^2 + 4(0) + 1 = 1
よって、x=0x=0 のとき、最小値1をとる。
(2) a=4a = 4 のとき
区間 [0,4][0, 4] の両端での値を調べる。
x=0x=0 のとき、y=1y=1
x=4x=4 のとき、y=42+4(4)+1=16+16+1=1y = -4^2 + 4(4) + 1 = -16 + 16 + 1 = 1
x=4x=4 で最小値を取る。
よって、x=0x=0 および x=4x=4 で最小値 1 をとる。
(3) 4<a4 < a のとき
x=ax=a で最小値を取る。
x=ax=a のとき、y=a2+4a+1y = -a^2 + 4a + 1

3. 最終的な答え

(1) x=0x=0 のとき、最小値 11
(2) x=0,4x=0, 4 のとき、最小値 11
(3) x=ax=a のとき、最小値 a2+4a+1-a^2 + 4a + 1

「代数学」の関連問題