(1) y=Ae4x+Be5x の場合: この一般解は、特性方程式が (r−4)(r−5)=0 となるような同次線形微分方程式の解です。特性方程式を展開すると r2−9r+20=0 となります。 したがって、求める微分方程式は次のようになります。
y′′−9y′+20y=0 (2) y=Ax+Bex の場合: この一般解は、特性方程式が r(r−1)=0 となるような微分方程式の解ではありません。なぜなら、Ax が特解の場合、対応する同次方程式の一般解は定数だからです。したがって、y=Ax+Bexに対応する微分方程式は定数係数ではありません。 微分方程式を求めるために、まず、y′=A+Bex を計算します。 次に、y′′=Bex を計算します。 したがって、y′′=y′−A となります。つまり、A=y′−y′′ です。 もとの方程式に代入すると、y=x(y′−y′′)+y′′。 整理すると、y=xy′−xy′′+y′′。 さらに整理すると、y′′−xy′′+xy′−y=0。 つまり、y′′(1−x)+xy′−y=0。 あるいは、別の方法として、定数変化法を利用できます。
y1=x と y2=ex は一次独立な解です。 ロンスキアンは、W=x1exex=xex−ex=(x−1)ex 従って、微分方程式は
y′′+p(x)y′+q(x)y=0 の形になります。
p(x)=−Wy1′y2−y2′y1−WW′=−(x−1)exex⋅1−ex⋅x=x−1x−1=−x−1x=−WW′ q(x)=Wy1′y2′−y2′y1′=0 W′=ex+(x−1)ex=xex WW′=(x−1)exxex=x−1x y′′−x−1xy′=0 (x−1)y′′−xy′=0 これは間違っている。
y=Ax+Bex y′=A+Bex y=Ax+y′′ A=y′−y′′ y=(y′−y′′)x+y′′ y=xy′−xy′′+y′′ (x−1)y′′−xy′+y=0