2つの放物線 $y=x^2-4x+2$ と $y=-x^2+2x-2$ で囲まれた部分の面積を求めます。

解析学積分面積放物線
2025/4/24

1. 問題の内容

2つの放物線 y=x24x+2y=x^2-4x+2y=x2+2x2y=-x^2+2x-2 で囲まれた部分の面積を求めます。

2. 解き方の手順

まず、2つの放物線の交点の xx 座標を求めます。
x24x+2=x2+2x2x^2-4x+2 = -x^2+2x-2
2x26x+4=02x^2-6x+4 = 0
x23x+2=0x^2-3x+2 = 0
(x1)(x2)=0(x-1)(x-2) = 0
したがって、x=1x=1 または x=2x=2 が交点の xx 座標です。
次に、1x21 \le x \le 2 において、y=x2+2x2y=-x^2+2x-2y=x24x+2y=x^2-4x+2 より上にあることを確認します。例えば、x=1.5x=1.5 のとき、y=1.52+2(1.5)2=2.25+32=1.25y=-1.5^2+2(1.5)-2 = -2.25+3-2 = -1.25 であり、y=1.524(1.5)+2=2.256+2=1.75y=1.5^2-4(1.5)+2 = 2.25-6+2 = -1.75 なので、y=x2+2x2y=-x^2+2x-2 が上側にあります。
面積 SS は、2つの曲線の間の積分で求められます。
S=12[(x2+2x2)(x24x+2)]dxS = \int_1^2 [(-x^2+2x-2) - (x^2-4x+2)] dx
S=12(2x2+6x4)dxS = \int_1^2 (-2x^2+6x-4) dx
S=[23x3+3x24x]12S = \left[-\frac{2}{3}x^3 + 3x^2 - 4x\right]_1^2
S=(23(23)+3(22)4(2))(23(13)+3(12)4(1))S = \left(-\frac{2}{3}(2^3) + 3(2^2) - 4(2)\right) - \left(-\frac{2}{3}(1^3) + 3(1^2) - 4(1)\right)
S=(163+128)(23+34)S = \left(-\frac{16}{3} + 12 - 8\right) - \left(-\frac{2}{3} + 3 - 4\right)
S=(163+4)(231)S = \left(-\frac{16}{3} + 4\right) - \left(-\frac{2}{3} - 1\right)
S=163+4+23+1S = -\frac{16}{3} + 4 + \frac{2}{3} + 1
S=143+5S = -\frac{14}{3} + 5
S=143+153S = -\frac{14}{3} + \frac{15}{3}
S=13S = \frac{1}{3}

3. 最終的な答え

13\frac{1}{3}

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