問題11:第10項が25、第35項が75である等差数列 $\{a_n\}$ の初項と公差を求め、また、119がこの数列の第何項であるかを求める。 問題17:(1) 初項2, 末項27, 項数10 の等差数列の和Sを求めよ。(2) 初項-3, 公差5, 項数15 の等差数列の和Sを求めよ。

代数学数列等差数列一般項初項公差
2025/4/27

1. 問題の内容

問題11:第10項が25、第35項が75である等差数列 {an}\{a_n\} の初項と公差を求め、また、119がこの数列の第何項であるかを求める。
問題17:(1) 初項2, 末項27, 項数10 の等差数列の和Sを求めよ。(2) 初項-3, 公差5, 項数15 の等差数列の和Sを求めよ。

2. 解き方の手順

問題11:
等差数列の一般項は an=a+(n1)da_n = a + (n-1)d で表される。ここで、aa は初項、dd は公差である。
第10項が25なので、
a10=a+9d=25a_{10} = a + 9d = 25 (1)
第35項が75なので、
a35=a+34d=75a_{35} = a + 34d = 75 (2)
(2) - (1) より、
25d=5025d = 50
d=2d = 2
d=2d = 2 を (1) に代入すると、
a+9(2)=25a + 9(2) = 25
a+18=25a + 18 = 25
a=7a = 7
よって、初項は7、公差は2である。
次に、119が第何項であるかを求める。
an=a+(n1)d=7+(n1)2=119a_n = a + (n-1)d = 7 + (n-1)2 = 119
7+2n2=1197 + 2n - 2 = 119
2n+5=1192n + 5 = 119
2n=1142n = 114
n=57n = 57
よって、119は第57項である。
問題17:
(1) 等差数列の和の公式は S=n(a1+an)2S = \frac{n(a_1 + a_n)}{2} で表される。ここで、nn は項数、a1a_1 は初項、ana_n は末項である。
初項が2、末項が27、項数が10なので、
S=10(2+27)2=10(29)2=5(29)=145S = \frac{10(2+27)}{2} = \frac{10(29)}{2} = 5(29) = 145
(2) 等差数列の和の公式は S=n(2a+(n1)d)2S = \frac{n(2a + (n-1)d)}{2} で表される。ここで、nn は項数、aa は初項、dd は公差である。
初項が-3、公差が5、項数が15なので、
S=15(2(3)+(151)5)2=15(6+14(5))2=15(6+70)2=15(64)2=15(32)=480S = \frac{15(2(-3) + (15-1)5)}{2} = \frac{15(-6 + 14(5))}{2} = \frac{15(-6 + 70)}{2} = \frac{15(64)}{2} = 15(32) = 480

3. 最終的な答え

問題11:初項は7、公差は2。119は第57項である。
問題17:(1) 145 (2) 480

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