$x, y$ が以下の4つの不等式を満たすとき、$x + y$ の最大値と最小値を求める問題です。 * $x \geq 0$ * $y \geq 0$ * $x + 2y \leq 8$ * $3x + y \leq 9$

代数学線形計画法不等式最大値最小値領域
2025/4/28

1. 問題の内容

x,yx, y が以下の4つの不等式を満たすとき、x+yx + y の最大値と最小値を求める問題です。
* x0x \geq 0
* y0y \geq 0
* x+2y8x + 2y \leq 8
* 3x+y93x + y \leq 9

2. 解き方の手順

まず、与えられた不等式から領域を求めます。
* x0x \geq 0 は、yy軸より右側の領域を表します。
* y0y \geq 0 は、xx軸より上側の領域を表します。
* x+2y8x + 2y \leq 8 は、直線 x+2y=8x + 2y = 8 の下側の領域を表します。この直線は、(8,0)(8, 0)(0,4)(0, 4) を通ります。
* 3x+y93x + y \leq 9 は、直線 3x+y=93x + y = 9 の下側の領域を表します。この直線は、(3,0)(3, 0)(0,9)(0, 9) を通ります。
これらの不等式をすべて満たす領域は、四角形になります。この四角形の頂点は、以下の手順で求めます。
* (0,0)(0, 0) は明らかです。
* xx軸との交点は、x+2y=8x + 2y = 8 より (8,0)(8, 0)3x+y=93x + y = 9 より (3,0)(3, 0) です。x0x \geq 0 を満たす範囲で、3x+y93x+y\le 9を満たすのは(3,0)(3,0)です。
* yy軸との交点は、x+2y=8x + 2y = 8 より (0,4)(0, 4)3x+y=93x + y = 9 より (0,9)(0, 9) です。y0y \geq 0 を満たす範囲で、x+2y8x+2y \le 8を満たすのは(0,4)(0,4)です。
* 直線 x+2y=8x + 2y = 83x+y=93x + y = 9 の交点を求めます。2つの式から xxyy の連立方程式を解きます。
x+2y=8x + 2y = 8
3x+y=93x + y = 9
上の式を3倍すると 3x+6y=243x + 6y = 24。下の式を引くと 5y=155y = 15、したがって y=3y = 3
これを x+2y=8x + 2y = 8 に代入すると、x+2(3)=8x + 2(3) = 8、つまり x=2x = 2
したがって、交点は (2,3)(2, 3) です。
したがって、領域の頂点は、(0,0),(3,0),(2,3),(0,4)(0, 0), (3, 0), (2, 3), (0, 4) です。
x+yx + y の最大値と最小値を求めるために、これらの頂点で x+yx + y の値を計算します。
* (0,0)(0, 0)x+y=0x + y = 0
* (3,0)(3, 0)x+y=3x + y = 3
* (2,3)(2, 3)x+y=5x + y = 5
* (0,4)(0, 4)x+y=4x + y = 4

3. 最終的な答え

したがって、x+yx + y の最大値は 5 で、最小値は 0 です。
最大値:5
最小値:0

「代数学」の関連問題

$x+y$を3で割ったもの、 $y+z$を6で割ったもの、 $z+x$を7で割ったものが等しいとき、$\frac{x^3+y^3+z^3}{xyz}$ の値を求める問題です。ただし、$xyz \neq...

分数式連立方程式因数分解式の計算
2025/4/28

画像に写っている数学の問題を解きます。問題は、式の展開、因数分解、二次関数の頂点の計算、最大値・最小値の計算、微分、関数の最大値・最小値の計算です。

式の展開因数分解二次関数平方完成最大値最小値微分二次方程式
2025/4/28

次の式を計算します。 $\frac{x^2 - 9}{x+2} \div (x^2 - x - 6)$

式の計算因数分解分数式約分
2025/4/28

問題は、与えられた数量の関係を不等式で表すことです。 (1) ある数 $x$ の2倍に3を足した数が5以上である。 (2) 2つの数 $a$, $b$ の和は負で、-2より大きい。 (3) 1個150...

不等式一次不等式文章題
2025/4/28

(1) $\frac{x}{x^2-1} \times \frac{x^2-3x+3}{x^2+2x}$ を計算する。 (2) $\frac{x-4}{x-2} \div \frac{x^2-5x+4...

式の計算因数分解分数式方程式三次方程式
2025/4/28

次の2つの有理式の計算問題を解きます。 (1) $\frac{1}{x} - \frac{1}{x+1}$ (2) $\frac{4x}{x^2-1} - \frac{x-1}{x^2+x}$

有理式通分因数分解分数式
2025/4/28

多項式 $f(x)$ を $g(x)$ で割ったときの商を求めます。問題は2つあります。 (1) $f(x) = x^3 - 3x^2 + 4$ を $g(x) = x-1$ で割る。 (2) $f(...

多項式割り算因数定理組み立て除法
2025/4/28

$A^2 = O$(零行列)となるような2次正方行列$A$を求める問題です。

行列線形代数連立方程式行列の計算
2025/4/28

2次正方行列 $A$ であって、$A^2 = O$ (零行列) を満たすものを求めよ。

線形代数行列2次正方行列行列のべき乗零行列
2025/4/28

与えられた式 $(2x - 1)(3x - 1)$ を展開し、簡略化すること。

式の展開多項式分配法則
2025/4/28