問1と同じ内積に関して、次のベクトルのノルムを求めます。 (1) $u = \begin{bmatrix} 1 \\ -4 \\ -1 \end{bmatrix}$ (2) $u = \begin{bmatrix} -1 \\ 2 \\ 3 \end{bmatrix}$ (3) $f = 2 + x - x^2$

応用数学線形代数ベクトルノルム積分
2025/4/27

1. 問題の内容

問1と同じ内積に関して、次のベクトルのノルムを求めます。
(1) u=[141]u = \begin{bmatrix} 1 \\ -4 \\ -1 \end{bmatrix}
(2) u=[123]u = \begin{bmatrix} -1 \\ 2 \\ 3 \end{bmatrix}
(3) f=2+xx2f = 2 + x - x^2

2. 解き方の手順

問題文に「問1と同じ内積に関して」とありますが、問1の内容が記載されていません。ここでは、標準的な内積(ユークリッド内積)を用いると仮定して問題を解きます。すなわち、ベクトルのノルムは、各成分の二乗和の平方根で計算します。
(1) ベクトルのノルムは、各成分の二乗和の平方根で計算します。
u=12+(4)2+(1)2\|u\| = \sqrt{1^2 + (-4)^2 + (-1)^2}
(2) ベクトルのノルムは、各成分の二乗和の平方根で計算します。
u=(1)2+22+32\|u\| = \sqrt{(-1)^2 + 2^2 + 3^2}
(3) 関数 ff のノルムを求めるには、積分範囲を指定する必要があります。積分範囲が指定されていないため、ここでは、標準的な区間 [1,1][-1, 1] で積分すると仮定して問題を解きます。多項式のノルムは、以下の式で計算します。
f=11f(x)2dx\|f\| = \sqrt{\int_{-1}^{1} f(x)^2 dx}
この式に f(x)=2+xx2f(x) = 2 + x - x^2 を代入して計算します。
f=11(2+xx2)2dx\|f\| = \sqrt{\int_{-1}^{1} (2 + x - x^2)^2 dx}
まず、f(x)2f(x)^2 を計算します。
f(x)2=(2+xx2)2=4+x2+x4+4x4x22x3=x42x33x2+4x+4f(x)^2 = (2 + x - x^2)^2 = 4 + x^2 + x^4 + 4x - 4x^2 - 2x^3 = x^4 - 2x^3 - 3x^2 + 4x + 4
次に、積分を行います。
11(x42x33x2+4x+4)dx=[x552x443x33+4x22+4x]11=[x55x42x3+2x2+4x]11\int_{-1}^{1} (x^4 - 2x^3 - 3x^2 + 4x + 4) dx = [\frac{x^5}{5} - \frac{2x^4}{4} - \frac{3x^3}{3} + \frac{4x^2}{2} + 4x]_{-1}^{1} = [\frac{x^5}{5} - \frac{x^4}{2} - x^3 + 2x^2 + 4x]_{-1}^{1}
=(15121+2+4)(1512+1+24)=15121+2+4+15+1212+4=25+6=325= (\frac{1}{5} - \frac{1}{2} - 1 + 2 + 4) - (-\frac{1}{5} - \frac{1}{2} + 1 + 2 - 4) = \frac{1}{5} - \frac{1}{2} - 1 + 2 + 4 + \frac{1}{5} + \frac{1}{2} - 1 - 2 + 4 = \frac{2}{5} + 6 = \frac{32}{5}
したがって、
f=325=325=4105\|f\| = \sqrt{\frac{32}{5}} = \sqrt{\frac{32}{5}} = \frac{4\sqrt{10}}{5}

3. 最終的な答え

(1) u=18=32\|u\| = \sqrt{18} = 3\sqrt{2}
(2) u=14\|u\| = \sqrt{14}
(3) f=4105\|f\| = \frac{4\sqrt{10}}{5}

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