点(3, 6)を通り、円 $(x-1)^2 + (y-2)^2 = 4$ に接する直線の方程式を求める。

幾何学接線方程式距離
2025/4/28

1. 問題の内容

点(3, 6)を通り、円 (x1)2+(y2)2=4(x-1)^2 + (y-2)^2 = 4 に接する直線の方程式を求める。

2. 解き方の手順

円の中心をA(1, 2)とする。
求める直線の方程式を y=m(x3)+6y = m(x - 3) + 6 とおく。これは mxy3m+6=0mx - y - 3m + 6 = 0 と表せる。
直線が円に接するという条件は、円の中心から直線までの距離が円の半径に等しいことである。
円の半径は 4=2\sqrt{4} = 2 である。
点A(1, 2)と直線 mxy3m+6=0mx - y - 3m + 6 = 0 の距離をdとすると、
d=m(1)(2)3m+6m2+(1)2=2m+4m2+1d = \frac{|m(1) - (2) - 3m + 6|}{\sqrt{m^2 + (-1)^2}} = \frac{|-2m + 4|}{\sqrt{m^2 + 1}}
d=2d = 2 より
2m+4m2+1=2\frac{|-2m + 4|}{\sqrt{m^2 + 1}} = 2
両辺を2で割ると
m+2m2+1=1\frac{|-m + 2|}{\sqrt{m^2 + 1}} = 1
両辺を2乗すると
(m+2)2m2+1=1\frac{(-m + 2)^2}{m^2 + 1} = 1
(m+2)2=m2+1(-m + 2)^2 = m^2 + 1
m24m+4=m2+1m^2 - 4m + 4 = m^2 + 1
4m=3-4m = -3
m=34m = \frac{3}{4}
したがって、接線の方程式は
y=34(x3)+6y = \frac{3}{4}(x - 3) + 6
y=34x94+6y = \frac{3}{4}x - \frac{9}{4} + 6
y=34x+154y = \frac{3}{4}x + \frac{15}{4}
両辺に4を掛けて
4y=3x+154y = 3x + 15
3x4y+15=03x - 4y + 15 = 0
また、x=3,y=6を円の方程式に代入すると
(31)2+(62)2=22+42=4+16=204(3-1)^2+(6-2)^2 = 2^2+4^2 = 4+16=20 \neq 4
なので、点(3,6)は円周上にはありません。
直線 x=3x=3 も解となりえます。x=3x=3を円の方程式に代入すると
(31)2+(y2)2=4(3-1)^2+(y-2)^2=4
4+(y2)2=44+(y-2)^2=4
(y2)2=0(y-2)^2=0
y=2y=2
よって点(3,2)(3,2)で接します。

3. 最終的な答え

3x4y+15=03x - 4y + 15 = 0 または x=3x = 3

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