円の中心をA(1, 2)とする。
求める直線の方程式を y=m(x−3)+6 とおく。これは mx−y−3m+6=0 と表せる。 直線が円に接するという条件は、円の中心から直線までの距離が円の半径に等しいことである。
円の半径は 4=2 である。 点A(1, 2)と直線 mx−y−3m+6=0 の距離をdとすると、 d=m2+(−1)2∣m(1)−(2)−3m+6∣=m2+1∣−2m+4∣ m2+1∣−2m+4∣=2 両辺を2で割ると
m2+1∣−m+2∣=1 両辺を2乗すると
m2+1(−m+2)2=1 (−m+2)2=m2+1 m2−4m+4=m2+1 したがって、接線の方程式は
y=43(x−3)+6 y=43x−49+6 y=43x+415 両辺に4を掛けて
4y=3x+15 3x−4y+15=0 また、x=3,y=6を円の方程式に代入すると
(3−1)2+(6−2)2=22+42=4+16=20=4 なので、点(3,6)は円周上にはありません。
直線 x=3 も解となりえます。x=3を円の方程式に代入すると (3−1)2+(y−2)2=4 4+(y−2)2=4 (y−2)2=0 よって点(3,2)で接します。