2つの円 $C: (x-2)^2 + (y-2)^2 = 5$ と $D: x^2 + (y+1)^2 = 2$ の交点をP, Qとする。3点P, Q, R(1, 2)を通る円の中心と半径を求めよ。

幾何学交点円の方程式中心半径
2025/4/28
はい、承知いたしました。

1. 問題の内容

2つの円 C:(x2)2+(y2)2=5C: (x-2)^2 + (y-2)^2 = 5D:x2+(y+1)2=2D: x^2 + (y+1)^2 = 2 の交点をP, Qとする。3点P, Q, R(1, 2)を通る円の中心と半径を求めよ。

2. 解き方の手順

2つの円の交点P, Qを通る円の方程式は、実数kkを用いて
(x2)2+(y2)25+k(x2+(y+1)22)=0(x-2)^2 + (y-2)^2 - 5 + k(x^2 + (y+1)^2 - 2) = 0
と表せる。この円が点R(1, 2)を通るので、代入すると
(12)2+(22)25+k(12+(2+1)22)=0(1-2)^2 + (2-2)^2 - 5 + k(1^2 + (2+1)^2 - 2) = 0
15+k(1+92)=01 - 5 + k(1+9-2) = 0
4+8k=0-4 + 8k = 0
k=12k = \frac{1}{2}
これを代入して
(x2)2+(y2)25+12(x2+(y+1)22)=0(x-2)^2 + (y-2)^2 - 5 + \frac{1}{2}(x^2 + (y+1)^2 - 2) = 0
x24x+4+y24y+45+12x2+12(y2+2y+1)1=0x^2 - 4x + 4 + y^2 - 4y + 4 - 5 + \frac{1}{2}x^2 + \frac{1}{2}(y^2 + 2y + 1) - 1 = 0
x24x+y24y+3+12x2+12y2+y+121=0x^2 - 4x + y^2 - 4y + 3 + \frac{1}{2}x^2 + \frac{1}{2}y^2 + y + \frac{1}{2} - 1 = 0
32x24x+32y23y+52=0\frac{3}{2}x^2 - 4x + \frac{3}{2}y^2 - 3y + \frac{5}{2} = 0
3x28x+3y26y+5=03x^2 - 8x + 3y^2 - 6y + 5 = 0
x283x+y22y+53=0x^2 - \frac{8}{3}x + y^2 - 2y + \frac{5}{3} = 0
(x43)2169+(y1)21+53=0(x - \frac{4}{3})^2 - \frac{16}{9} + (y-1)^2 - 1 + \frac{5}{3} = 0
(x43)2+(y1)2=169+1159=16+9159=109(x - \frac{4}{3})^2 + (y-1)^2 = \frac{16}{9} + 1 - \frac{15}{9} = \frac{16+9-15}{9} = \frac{10}{9}
よって、中心は (43,1)(\frac{4}{3}, 1)、半径は 109=103\sqrt{\frac{10}{9}} = \frac{\sqrt{10}}{3}

3. 最終的な答え

中心: (43,1)(\frac{4}{3}, 1)
半径: 103\frac{\sqrt{10}}{3}

「幾何学」の関連問題

放物線 $C: y = ax^2$ と直線 $l: y = bx + 4$ が点 $A(-2, 2)$ で交わっている。 (1) $a$ と $b$ の値を求める。 (2) $C$ と $l$ の $...

放物線直線交点面積座標
2025/4/28

## 1. 問題の内容

三角形重心面積比メネラウスの定理
2025/4/28

点(3, 6)を通り、円 $(x-1)^2 + (y-2)^2 = 4$ に接する直線の方程式を求める。

接線方程式距離
2025/4/28

直角二等辺三角形 $ABC$ において、$\angle A = 90^\circ$ である。頂点 $A$ を通る直線 $l$ があり、点 $B, C$ から直線 $l$ に下ろした垂線の足をそれぞれ ...

幾何三角形直角二等辺三角形合同証明
2025/4/28

円周上に作られた図において、$x$の角度を求める問題です。円周角が$40^\circ$と$24^\circ$で与えられています。

円周角角度幾何
2025/4/28

台形ABCDにおいて、AD//BCであり、対角線の交点をOとする。以下の2つの問題を解く。 (6) $\triangle AOD \sim \triangle COB$ であることを証明する。 (7)...

台形相似面積証明平行線
2025/4/28

底面の半径が $r$ cm、高さが $h$ cmの円柱Aがある。底面の半径をAの2倍、高さをAの3倍にした円柱Bを作ると、Bの体積はAの体積の何倍になるか求める問題。

体積円柱相似
2025/4/28

直線 $ax + by + c = 0$ ($ab \neq 0$) と $y$ 軸上で垂直に交わる直線を $y = px + q$ とするとき、$p$ と $q$ の値を求める。

直線垂直傾きy切片方程式
2025/4/28

2点Aの位置ベクトルを$\vec{a}$、点Bの位置ベクトルを$\vec{b}$とする。線分ABを3:2に内分する点、および1:3に外分する点の位置ベクトルを、$\vec{a}$と$\vec{b}$を...

ベクトル内分点外分点位置ベクトル
2025/4/28

図1のような12個の区画に区切られた箱がある。この箱の仕切りは、図3のように2本の切り込みが入った厚紙と3本の切り込みが入った厚紙で構成されている。 $a$ 本の2本の切り込みが入った厚紙と $b$ ...

空間図形区画分け組み合わせ
2025/4/28