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1. 問題の内容
三角形ABCの重心をGとする。A, B, CとGを結ぶ直線がBC, CA, ABと交わる点をそれぞれD, E, Fとする。
(1) 三角形EFGの面積をSとするとき、三角形BCGと三角形AFEの面積をSを用いて表せ。
(2) 三角形ABCの面積は、四角形AFGEの何倍になるかを求めよ。
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2. 解き方の手順
(1)
重心Gは中線を2:1に内分する。したがって、線分AD, BE, CFは中線であり、それぞれBC, CA, ABの中点である。
三角形EFGと三角形ABCの関係を調べるために、面積比を求める。メネラウスの定理より、
が成り立つ。
より、 である。
また、三角形AFE, BDF, CDEはそれぞれ合同であり、三角形ABCの面積の1/4に等しい。
三角形AFEの面積は三角形ABCの面積の1/4である。
三角形EFGの面積Sは、三角形ABCの面積から三角形AFE, BDF, CDEの面積を引いたものに等しい。
したがって、三角形EFGの面積Sは、三角形ABCの面積の1/7である。
ゆえに三角形ABCの面積は7Sである。
三角形BCGの面積は三角形ABCの面積の1/3であるため、三角形BCGの面積は である。
三角形AFEの面積は三角形ABCの面積の1/4であるため、三角形AFEの面積は である。
三角形AFEの面積は ではなく、 x 三角形ABC の面積 x = ではない
三角形ABCの面積は7S, 三角形AFE = (1/4)* (7S)
三角形BCG = 1/3 * (7S) = 7/3 S
(2)
四角形AFGEの面積は、三角形ABCの面積から三角形BCGと三角形EFGの面積を引いたものに等しい。
したがって、四角形AFGEの面積は である。
三角形ABCの面積は7Sなので、四角形AFGEの の何倍になるかを求めればよい。
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3. 最終的な答え
(1) 三角形BCGの面積: , 三角形AFEの面積:
(2) 倍