## 1. 問題の内容

幾何学三角形重心面積比メネラウスの定理
2025/4/28
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1. 問題の内容

三角形ABCの重心をGとする。A, B, CとGを結ぶ直線がBC, CA, ABと交わる点をそれぞれD, E, Fとする。
(1) 三角形EFGの面積をSとするとき、三角形BCGと三角形AFEの面積をSを用いて表せ。
(2) 三角形ABCの面積は、四角形AFGEの何倍になるかを求めよ。
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2. 解き方の手順

(1)
重心Gは中線を2:1に内分する。したがって、線分AD, BE, CFは中線であり、それぞれBC, CA, ABの中点である。
三角形EFGと三角形ABCの関係を調べるために、面積比を求める。メネラウスの定理より、
AFFBBDDCCEEA=1\frac{AF}{FB} \cdot \frac{BD}{DC} \cdot \frac{CE}{EA} = 1 が成り立つ。
AF=FB,BD=DC,CE=EAAF = FB, BD = DC, CE = EA より、AFFB=BDDC=CEEA=1\frac{AF}{FB} = \frac{BD}{DC} = \frac{CE}{EA} = 1 である。
また、三角形AFE, BDF, CDEはそれぞれ合同であり、三角形ABCの面積の1/4に等しい。
三角形AFEの面積は三角形ABCの面積の1/4である。
三角形EFGの面積Sは、三角形ABCの面積から三角形AFE, BDF, CDEの面積を引いたものに等しい。
したがって、三角形EFGの面積Sは、三角形ABCの面積の1/7である。
ゆえに三角形ABCの面積は7Sである。
三角形BCGの面積は三角形ABCの面積の1/3であるため、三角形BCGの面積は 73S\frac{7}{3}Sである。
三角形AFEの面積は三角形ABCの面積の1/4であるため、三角形AFEの面積は 74S\frac{7}{4}Sである。
三角形AFEの面積は 74S\frac{7}{4}S ではなく、 17\frac{1}{7} x 三角形ABC の面積 x 14\frac{1}{4} = 1714S\frac{1}{7} \cdot \frac{1}{4} S ではない
三角形ABCの面積は7S, 三角形AFE = (1/4)* (7S)
三角形BCG = 1/3 * (7S) = 7/3 S
(2)
四角形AFGEの面積は、三角形ABCの面積から三角形BCGと三角形EFGの面積を引いたものに等しい。
したがって、四角形AFGEの面積は 7S73SS=113S7S - \frac{7}{3}S - S = \frac{11}{3}S である。
三角形ABCの面積は7Sなので、四角形AFGEの 113S\frac{11}{3}S の何倍になるかを求めればよい。
7S113S=2111\frac{7S}{\frac{11}{3}S} = \frac{21}{11}
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3. 最終的な答え

(1) 三角形BCGの面積: 73S\frac{7}{3}S, 三角形AFEの面積: 74S\frac{7}{4}S
(2) 2111\frac{21}{11}

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