集合Aと集合Bが与えられており、それぞれの集合の要素を求め、$A \cap B$ (AとBの共通部分)と$A \cup B$ (AとBの和集合)を求める問題です。 集合Aは $A = \{2n+1 | 0 \leq n \leq 6, nは整数\}$ で定義され、集合Bは $B = \{3n+1 | 0 \leq n \leq 4, nは整数\}$ で定義されています。

離散数学集合共通部分和集合
2025/4/29

1. 問題の内容

集合Aと集合Bが与えられており、それぞれの集合の要素を求め、ABA \cap B (AとBの共通部分)とABA \cup B (AとBの和集合)を求める問題です。
集合Aは A={2n+10n6,nは整数}A = \{2n+1 | 0 \leq n \leq 6, nは整数\} で定義され、集合Bは B={3n+10n4,nは整数}B = \{3n+1 | 0 \leq n \leq 4, nは整数\} で定義されています。

2. 解き方の手順

まず、集合Aと集合Bの要素をリストアップします。
集合Aの要素を求める:
n = 0 のとき、 2(0)+1=12(0) + 1 = 1
n = 1 のとき、 2(1)+1=32(1) + 1 = 3
n = 2 のとき、 2(2)+1=52(2) + 1 = 5
n = 3 のとき、 2(3)+1=72(3) + 1 = 7
n = 4 のとき、 2(4)+1=92(4) + 1 = 9
n = 5 のとき、 2(5)+1=112(5) + 1 = 11
n = 6 のとき、 2(6)+1=132(6) + 1 = 13
したがって、A={1,3,5,7,9,11,13}A = \{1, 3, 5, 7, 9, 11, 13\}
集合Bの要素を求める:
n = 0 のとき、 3(0)+1=13(0) + 1 = 1
n = 1 のとき、 3(1)+1=43(1) + 1 = 4
n = 2 のとき、 3(2)+1=73(2) + 1 = 7
n = 3 のとき、 3(3)+1=103(3) + 1 = 10
n = 4 のとき、 3(4)+1=133(4) + 1 = 13
したがって、B={1,4,7,10,13}B = \{1, 4, 7, 10, 13\}
次に、ABA \cap BABA \cup B を求めます。
ABA \cap B は A と B の両方に含まれる要素の集合なので、 AB={1,7,13}A \cap B = \{1, 7, 13\}
ABA \cup B は A または B に含まれる要素の集合なので、 AB={1,3,4,5,7,9,10,11,13}A \cup B = \{1, 3, 4, 5, 7, 9, 10, 11, 13\}

3. 最終的な答え

AB={1,7,13}A \cap B = \{1, 7, 13\}
AB={1,3,4,5,7,9,10,11,13}A \cup B = \{1, 3, 4, 5, 7, 9, 10, 11, 13\}

「離散数学」の関連問題

「SCHOOL」という6つの文字(S, C, H, O, O, L)を並べる順列に関する問題です。 (1) 6つの文字をすべて並べる場合の数を求めます。 (2) HとLが隣り合うように並べる場合の数を...

順列組み合わせ場合の数重複順列
2025/7/29

8人を以下の方法で分ける場合の数をそれぞれ求めます。 (1) 4人、3人、1人の3つのグループに分ける。 (2) 3人、3人、2人の3つのグループに分ける。 (3) 2人ずつの4つのグループに分ける。

組み合わせ場合の数順列
2025/7/29

4種類の文字a, b, c, d から重複を許して指定された個数だけ選び、1列に並べる場合の文字列の総数を求める問題です。 (1) 2個の場合 (2) 3個の場合

組み合わせ重複組合せ場合の数数列
2025/7/29

大人5人と子供5人が輪の形に並ぶとき、大人と子供が交互に並ぶ並び方は何通りあるかを求める問題です。

順列組み合わせ円順列場合の数
2025/7/29

問題は、次の2つの並べ方の総数を求めることです。 (1) 5個の数字1, 2, 3, 4, 5のすべてを1列に並べる場合の数。 (2) 7個の文字A, B, C, D, E, F, Gのすべてを1列に...

順列組み合わせ階乗場合の数
2025/7/29

右の図の6つの領域を4色すべてを使って塗り分ける場合の数を求める問題です。ただし、隣り合う領域は異なる色で塗る必要があります。同じ色を何回使ってもよいという条件があります。

場合の数塗り分け
2025/7/29

ド・モルガンの法則を用いて、等式 $(A \cup B)^C = \bar{A} \cap \bar{B}$ を証明せよ。 そして、$(A \cup B)^C = (\bar{A} \cap \bar...

集合論ド・モルガンの法則補集合論理
2025/7/29

ド・モルガンの法則を用いて、集合に関する等式 $\overline{(A \cup B)} \cap \overline{C} = (\overline{A} \cap \overline{B}) \...

集合論ド・モルガンの法則集合の演算
2025/7/29

この問題は、写像に関する定理とその証明の穴埋め問題です。具体的には、(1)定理の仮定部分にある3つの空欄を埋め、(2)与えられた定理の証明の未完成部分を完成させる必要があります。

写像単射合成写像証明
2025/7/29

問題は、複数の球がひもでつながれている図が与えられ、以下の条件を満たす球の塗り分け方を求めるものです。 * それぞれの球を、用意した5色(赤、青、黄、緑、紫)のうちのいずれか1色で塗る。 * 1本のひ...

組み合わせグラフ彩色数え上げ場合の数
2025/7/29