三角形ABCにおいて、$AB=4$, $A=75^\circ$, $B=60^\circ$のとき、辺ACの長さと外接円の半径Rを求める。

幾何学三角形正弦定理外接円角度
2025/4/29

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、AB=4AB=4, A=75A=75^\circ, B=60B=60^\circのとき、辺ACの長さと外接円の半径Rを求める。

2. 解き方の手順

まず、角Cの大きさを求める。三角形の内角の和は180180^\circなので、
C=180AB=1807560=45C = 180^\circ - A - B = 180^\circ - 75^\circ - 60^\circ = 45^\circ
次に、正弦定理を使って外接円の半径Rを求める。
正弦定理より、
ABsinC=2R\frac{AB}{\sin C} = 2R
AB=4AB=4C=45C=45^\circであるから、
4sin45=2R\frac{4}{\sin 45^\circ} = 2R
sin45=22\sin 45^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2}なので、
422=2R\frac{4}{\frac{\sqrt{2}}{2}} = 2R
82=2R\frac{8}{\sqrt{2}} = 2R
R=42=422=22R = \frac{4}{\sqrt{2}} = \frac{4\sqrt{2}}{2} = 2\sqrt{2}
したがって、R=22R=2\sqrt{2}である。
次に、辺ACの長さを求める。正弦定理より、
ACsinB=2R\frac{AC}{\sin B} = 2R
B=60B=60^\circR=22R=2\sqrt{2}であるから、
ACsin60=2(22)\frac{AC}{\sin 60^\circ} = 2(2\sqrt{2})
sin60=32\sin 60^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2}なので、
AC32=42\frac{AC}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = 4\sqrt{2}
AC=4232=223=26AC = 4\sqrt{2} \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} = 2\sqrt{2} \cdot \sqrt{3} = 2\sqrt{6}
したがって、AC=26AC=2\sqrt{6}である。

3. 最終的な答え

AC=26AC=2\sqrt{6}
R=22R=2\sqrt{2}

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