点$(1,0)$を通り、直線$y=x-1$と$\frac{\pi}{6}$の角をなす直線の方程式を求める。

幾何学直線角度傾き三角関数
2025/6/16

1. 問題の内容

(1,0)(1,0)を通り、直線y=x1y=x-1π6\frac{\pi}{6}の角をなす直線の方程式を求める。

2. 解き方の手順

まず、直線y=x1y=x-1の傾きは1である。求める直線の傾きをmmとすると、2直線のなす角の公式より、
\tan \frac{\pi}{6} = \left| \frac{m-1}{1+m} \right|
tanπ6=13\tan \frac{\pi}{6} = \frac{1}{\sqrt{3}}なので、
\frac{1}{\sqrt{3}} = \left| \frac{m-1}{1+m} \right|
場合分けをする。
(i) m11+m=13\frac{m-1}{1+m} = \frac{1}{\sqrt{3}}のとき
3(m1)=1+m\sqrt{3}(m-1) = 1+m
(31)m=1+3(\sqrt{3}-1)m = 1+\sqrt{3}
m=1+331=(1+3)231=1+23+32=4+232=2+3m = \frac{1+\sqrt{3}}{\sqrt{3}-1} = \frac{(1+\sqrt{3})^2}{3-1} = \frac{1+2\sqrt{3}+3}{2} = \frac{4+2\sqrt{3}}{2} = 2+\sqrt{3}
(ii) m11+m=13\frac{m-1}{1+m} = -\frac{1}{\sqrt{3}}のとき
3(m1)=1m\sqrt{3}(m-1) = -1-m
(3+1)m=31(\sqrt{3}+1)m = \sqrt{3}-1
m=313+1=(31)231=323+12=4232=23m = \frac{\sqrt{3}-1}{\sqrt{3}+1} = \frac{(\sqrt{3}-1)^2}{3-1} = \frac{3-2\sqrt{3}+1}{2} = \frac{4-2\sqrt{3}}{2} = 2-\sqrt{3}
したがって、傾きは2+32+\sqrt{3}または232-\sqrt{3}である。
(1,0)(1,0)を通るので、
y=(2+3)(x1)y = (2+\sqrt{3})(x-1)またはy=(23)(x1)y = (2-\sqrt{3})(x-1)
y=(2+3)x(2+3)y = (2+\sqrt{3})x - (2+\sqrt{3})またはy=(23)x(23)y = (2-\sqrt{3})x - (2-\sqrt{3})

3. 最終的な答え

y=(2+3)x(2+3)y=(2+\sqrt{3})x-(2+\sqrt{3})、またはy=(23)x(23)y=(2-\sqrt{3})x-(2-\sqrt{3})

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