$\angle{A}$ が直角である直角二等辺三角形 $ABC$ の3つの辺 $BC$, $CA$, $AB$ を $2:1$ に内分する点を、それぞれ $L$, $M$, $N$ とするとき、$AL \perp MN$ であることを証明する。

幾何学幾何三角形直角二等辺三角形ベクトル座標平面
2025/6/24

1. 問題の内容

A\angle{A} が直角である直角二等辺三角形 ABCABC の3つの辺 BCBC, CACA, ABAB2:12:1 に内分する点を、それぞれ LL, MM, NN とするとき、ALMNAL \perp MN であることを証明する。

2. 解き方の手順

直角二等辺三角形 ABCABC を座標平面上に配置する。
AA を原点 (0,0)(0,0) に、点 BB(3,0)(3,0) に、点 CC(0,3)(0,3) に配置する。
このとき、AB=AC=3AB=AC=3 である。
BCBC の方程式は x+y=3x+y=3 である。
LL, MM, NN の座標を求める。
LLBCBC2:12:1 に内分する点なので、
L=1B+2C2+1=13(3,0)+23(0,3)=(1,2)L = \frac{1 \cdot B + 2 \cdot C}{2+1} = \frac{1}{3}(3,0) + \frac{2}{3}(0,3) = (1,2)
MMCACA2:12:1 に内分する点なので、
M=1C+2A2+1=13(0,3)+23(0,0)=(0,1)M = \frac{1 \cdot C + 2 \cdot A}{2+1} = \frac{1}{3}(0,3) + \frac{2}{3}(0,0) = (0,1)
NNABAB2:12:1 に内分する点なので、
N=1B+2A2+1=13(3,0)+23(0,0)=(1,0)N = \frac{1 \cdot B + 2 \cdot A}{2+1} = \frac{1}{3}(3,0) + \frac{2}{3}(0,0) = (1,0)
ベクトル AL\vec{AL} は、
AL=LA=(1,2)(0,0)=(1,2)\vec{AL} = L - A = (1,2) - (0,0) = (1,2)
ベクトル MN\vec{MN} は、
MN=NM=(1,0)(0,1)=(1,1)\vec{MN} = N - M = (1,0) - (0,1) = (1,-1)
内積 ALMN\vec{AL} \cdot \vec{MN} を計算する。
ALMN=(1)(1)+(2)(1)=12=1\vec{AL} \cdot \vec{MN} = (1)(1) + (2)(-1) = 1 - 2 = -1
もし ALMN=0\vec{AL} \cdot \vec{MN} = 0 ならば、ALMNAL \perp MN となる。
しかし、今回は ALMN=10\vec{AL} \cdot \vec{MN} = -1 \neq 0 である。
BB(a,0)(a, 0), CC(0,a)(0, a) とする。
L=13(a,0)+23(0,a)=(a3,2a3)L = \frac{1}{3}(a, 0) + \frac{2}{3}(0, a) = (\frac{a}{3}, \frac{2a}{3})
M=13(0,a)+23(0,0)=(0,a3)M = \frac{1}{3}(0, a) + \frac{2}{3}(0, 0) = (0, \frac{a}{3})
N=13(a,0)+23(0,0)=(a3,0)N = \frac{1}{3}(a, 0) + \frac{2}{3}(0, 0) = (\frac{a}{3}, 0)
AL=(a3,2a3)\vec{AL} = (\frac{a}{3}, \frac{2a}{3})
MN=(a3,a3)\vec{MN} = (\frac{a}{3}, -\frac{a}{3})
ALMN=(a3)(a3)+(2a3)(a3)=a292a29=a29\vec{AL} \cdot \vec{MN} = (\frac{a}{3})(\frac{a}{3}) + (\frac{2a}{3})(-\frac{a}{3}) = \frac{a^2}{9} - \frac{2a^2}{9} = -\frac{a^2}{9}
問題文に誤りがある可能性が高い。ALMNAL \perp MN は成り立たない。
A\angle{A}が直角な二等辺三角形 ABCABCAB=AC=3AB=AC=3とする。
L,M,NL,M,NBC,CA,ABBC,CA,ABをそれぞれ2:12:1に内分する点とする。
A=(0,0),B=(3,0),C=(0,3)A=(0,0), B=(3,0), C=(0,3)
L=(1,2),M=(0,1),N=(1,0)L=(1,2), M=(0,1), N=(1,0)
このとき、ALAL の傾きは 22MNMN の傾きは 1-1。よって ALMNAL \perp MN ではない。

3. 最終的な答え

ALMNAL \perp MN は成り立たない。問題文に誤りがある可能性があります。

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