3点 $(1, 1)$, $(5, -1)$, $(-3, -7)$ を通る円の方程式を求める。

幾何学円の方程式座標平面連立方程式平方完成
2025/6/24

1. 問題の内容

3点 (1,1)(1, 1), (5,1)(5, -1), (3,7)(-3, -7) を通る円の方程式を求める。

2. 解き方の手順

円の方程式を x2+y2+lx+my+n=0x^2 + y^2 + lx + my + n = 0 とおく。
この円が与えられた3点を通るので、それぞれの点の座標を代入して3つの式を得る。
(1) (1,1)(1, 1) を代入すると:
12+12+l(1)+m(1)+n=01^2 + 1^2 + l(1) + m(1) + n = 0
1+1+l+m+n=01 + 1 + l + m + n = 0
l+m+n=2l + m + n = -2 (1)
(2) (5,1)(5, -1) を代入すると:
52+(1)2+l(5)+m(1)+n=05^2 + (-1)^2 + l(5) + m(-1) + n = 0
25+1+5lm+n=025 + 1 + 5l - m + n = 0
5lm+n=265l - m + n = -26 (2)
(3) (3,7)(-3, -7) を代入すると:
(3)2+(7)2+l(3)+m(7)+n=0(-3)^2 + (-7)^2 + l(-3) + m(-7) + n = 0
9+493l7m+n=09 + 49 - 3l - 7m + n = 0
3l7m+n=58-3l - 7m + n = -58 (3)
(1), (2), (3) の連立方程式を解く。
(2) - (1) より:
(5lm+n)(l+m+n)=26(2)(5l - m + n) - (l + m + n) = -26 - (-2)
4l2m=244l - 2m = -24
2lm=122l - m = -12 (4)
(3) - (1) より:
(3l7m+n)(l+m+n)=58(2)(-3l - 7m + n) - (l + m + n) = -58 - (-2)
4l8m=56-4l - 8m = -56
l+2m=14l + 2m = 14 (5)
(4) - 2 * (5) より:
(2lm)2(l+2m)=122(14)(2l - m) - 2(l + 2m) = -12 - 2(14)
2lm2l4m=12282l - m - 2l - 4m = -12 - 28
5m=40-5m = -40
m=8m = 8
(5) に m=8m = 8 を代入すると:
l+2(8)=14l + 2(8) = 14
l+16=14l + 16 = 14
l=2l = -2
(1) に l=2l = -2m=8m = 8 を代入すると:
2+8+n=2-2 + 8 + n = -2
6+n=26 + n = -2
n=8n = -8
したがって、l=2l = -2, m=8m = 8, n=8n = -8 である。
円の方程式は x2+y22x+8y8=0x^2 + y^2 -2x + 8y - 8 = 0 となる。
平方完成して、円の中心と半径を求める。
(x22x)+(y2+8y)=8(x^2 - 2x) + (y^2 + 8y) = 8
(x22x+1)+(y2+8y+16)=8+1+16(x^2 - 2x + 1) + (y^2 + 8y + 16) = 8 + 1 + 16
(x1)2+(y+4)2=25(x - 1)^2 + (y + 4)^2 = 25
中心は (1,4)(1, -4) で、半径は 55 である。

3. 最終的な答え

(x1)2+(y+4)2=25(x - 1)^2 + (y + 4)^2 = 25
または
x2+y22x+8y8=0x^2 + y^2 - 2x + 8y - 8 = 0

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