1辺が10cmの正方形ABCDに内接する正方形EFGHについて、以下の問いに答える。ただし、正方形EFGHの頂点は正方形ABCDの頂点に重ならないものとする。 (1) AH = x (cm)とし、正方形EFGHの面積を y cm² とするとき、yをxで表し、xのとりうる値の範囲を求める。 (2) 正方形EFGHの面積の最小値を求める。

幾何学正方形面積三平方の定理二次関数最小値
2025/6/24

1. 問題の内容

1辺が10cmの正方形ABCDに内接する正方形EFGHについて、以下の問いに答える。ただし、正方形EFGHの頂点は正方形ABCDの頂点に重ならないものとする。
(1) AH = x (cm)とし、正方形EFGHの面積を y cm² とするとき、yをxで表し、xのとりうる値の範囲を求める。
(2) 正方形EFGHの面積の最小値を求める。

2. 解き方の手順

(1)
まず、図よりDH = 10 - x である。
三角形AEHと三角形DGHは合同な直角三角形なので、EHの長さを求める。三平方の定理より、
EH2=AH2+AE2=x2+(10x)2EH^2 = AH^2 + AE^2 = x^2 + (10-x)^2
EH2=x2+10020x+x2=2x220x+100EH^2 = x^2 + 100 - 20x + x^2 = 2x^2 - 20x + 100
y=EH2y = EH^2 なので
y=2x220x+100y = 2x^2 - 20x + 100
次に、xのとりうる値の範囲を求める。正方形EFGHの頂点が正方形ABCDの頂点に重ならないという条件から、 0<x<100 < x < 10 である。
(2)
yをxで表した式を平方完成する。
y=2x220x+100=2(x210x)+100y = 2x^2 - 20x + 100 = 2(x^2 - 10x) + 100
y=2(x210x+2525)+100=2((x5)225)+100y = 2(x^2 - 10x + 25 - 25) + 100 = 2((x-5)^2 - 25) + 100
y=2(x5)250+100=2(x5)2+50y = 2(x-5)^2 - 50 + 100 = 2(x-5)^2 + 50
したがって、x=5x = 5 のとき、yは最小値50をとる。xの範囲は 0<x<100 < x < 10 であるので、x=5x=5 はこの範囲に含まれている。

3. 最終的な答え

(1)
y=2x220x+100y = 2x^2 - 20x + 100
0<x<100 < x < 10
(2)
50 cm²

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