$\frac{2}{3}$ と $\frac{1}{\sqrt{5}+\sqrt{2}}$ の大小関係を、$\frac{1}{\sqrt{5}+\sqrt{2}}$ の分母を有理化することによって比較せよ。
2025/4/29
1. 問題の内容
と の大小関係を、 の分母を有理化することによって比較せよ。
2. 解き方の手順
まず、 の分母を有理化します。分母の有理化には、分母の共役な複素数(今回は共役な無理数)を分子と分母の両方に掛けます。 の共役な無理数は です。
よって、
\frac{1}{\sqrt{5}+\sqrt{2}} = \frac{1}{\sqrt{5}+\sqrt{2}} \cdot \frac{\sqrt{5}-\sqrt{2}}{\sqrt{5}-\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{5}-\sqrt{2}}{(\sqrt{5})^2 - (\sqrt{2})^2} = \frac{\sqrt{5}-\sqrt{2}}{5-2} = \frac{\sqrt{5}-\sqrt{2}}{3}
次に、 と の大小を比較します。分母が同じなので、分子の大小を比較すれば良いです。つまり、2 と の大小を比較します。
と の大小を比較するために、両方を2乗して比較します。
ここで、 と の大小を比較します。
と を比較するために、両辺から7を引くと
と となります。
両辺に-1をかけると
と となります。
両辺を2乗すると
と となります。
なので、 となります。
したがって、 となり、 となります。
よって、 となります。
したがって、 となります。
つまり、 となります。