黒、赤、青のボールペンがそれぞれ1本以上あり、合計9本である。 [問い] 青のボールペンは何本あるか? ア:黒は赤より4本多い。 イ:黒の本数は赤の本数の3倍である。 ア、イの情報のうち、どれがあれば「問い」の答えがわかるかを選択肢A~Eから選びなさい。

代数学連立方程式文章題場合の数
2025/4/30

1. 問題の内容

黒、赤、青のボールペンがそれぞれ1本以上あり、合計9本である。
[問い] 青のボールペンは何本あるか?
ア:黒は赤より4本多い。
イ:黒の本数は赤の本数の3倍である。
ア、イの情報のうち、どれがあれば「問い」の答えがわかるかを選択肢A~Eから選びなさい。

2. 解き方の手順

まず、各ボールペンの本数を文字で定義する。
黒のボールペンの本数を xx 、赤のボールペンの本数を yy 、青のボールペンの本数を zz とする。
与えられた条件は以下の通り。
* x+y+z=9x + y + z = 9 (合計9本)
* x1,y1,z1x \ge 1, y \ge 1, z \ge 1 (各色1本以上)
**アの情報だけの場合**
アの情報は、x=y+4x = y + 4 である。
これを x+y+z=9x + y + z = 9 に代入すると、(y+4)+y+z=9(y + 4) + y + z = 9 となり、2y+z=52y + z = 5 となる。
y1,z1y \ge 1, z \ge 1 という条件より、この式を満たす整数解は (y,z)=(1,3),(2,1)(y, z) = (1, 3), (2, 1) の2通り。
(y,z)=(1,3)(y, z) = (1, 3) のとき、x=1+4=5x = 1 + 4 = 5
(y,z)=(2,1)(y, z) = (2, 1) のとき、x=2+4=6x = 2 + 4 = 6
この場合、青のボールペンの本数は3本または1本となり、一意に定まらない。
**イの情報だけの場合**
イの情報は、x=3yx = 3y である。
これを x+y+z=9x + y + z = 9 に代入すると、3y+y+z=93y + y + z = 9 となり、4y+z=94y + z = 9 となる。
y1,z1y \ge 1, z \ge 1 という条件より、この式を満たす整数解は (y,z)=(1,5),(2,1)(y, z) = (1, 5), (2, 1) の2通り。
(y,z)=(1,5)(y, z) = (1, 5) のとき、x=3×1=3x = 3 \times 1 = 3
(y,z)=(2,1)(y, z) = (2, 1) のとき、x=3×2=6x = 3 \times 2 = 6
この場合、青のボールペンの本数は5本または1本となり、一意に定まらない。
**アとイの両方の情報がある場合**
アの情報から、x=y+4x = y + 4
イの情報から、x=3yx = 3y
したがって、y+4=3yy + 4 = 3y より、2y=42y = 4y=2y = 2
x=3y=3×2=6x = 3y = 3 \times 2 = 6
x+y+z=9x + y + z = 9 より、6+2+z=96 + 2 + z = 9z=1z = 1
この場合、青のボールペンの本数は1本と一意に定まる。
結論として、アとイの両方の情報が必要だが、片方だけではわからない。

3. 最終的な答え

C

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