(1) 関数 $f(x) = x^2 - 2kx + 1$ の最小値が $-3$ であるように、正の数 $k$ の値を定める問題です。 (2) 2次関数 $y = ax^2 + 2ax + a^2$ が最大値 $6$ をとるとき、定数 $a$ の値を求める問題です。

代数学二次関数最大値最小値平方完成二次方程式
2025/5/2

1. 問題の内容

(1) 関数 f(x)=x22kx+1f(x) = x^2 - 2kx + 1 の最小値が 3-3 であるように、正の数 kk の値を定める問題です。
(2) 2次関数 y=ax2+2ax+a2y = ax^2 + 2ax + a^2 が最大値 66 をとるとき、定数 aa の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1)
まず、関数 f(x)f(x) を平方完成します。
f(x)=x22kx+1=(xk)2k2+1f(x) = x^2 - 2kx + 1 = (x-k)^2 - k^2 + 1
この関数は x=kx=k のとき最小値 k2+1-k^2 + 1 をとります。
問題文より、最小値は 3-3 なので、
k2+1=3-k^2 + 1 = -3
これを解くと、
k2=4k^2 = 4
k=±2k = \pm 2
kk は正の数なので、k=2k=2
(2)
y=ax2+2ax+a2=a(x2+2x)+a2y = ax^2 + 2ax + a^2 = a(x^2 + 2x) + a^2
y=a(x+1)2a+a2y = a(x+1)^2 - a + a^2
y=a(x+1)2+a2ay = a(x+1)^2 + a^2 - a
最大値を持つので、a<0a < 0 である必要があります。
このとき、頂点の yy 座標が最大値となるので、
a2a=6a^2 - a = 6
a2a6=0a^2 - a - 6 = 0
(a3)(a+2)=0(a-3)(a+2) = 0
a=3,2a = 3, -2
a<0a < 0 であることから、a=2a = -2

3. 最終的な答え

(1) k=2k=2
(2) a=2a=-2

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