2次方程式 $x^2 - (m+1)x + 2 = 0$ の2つの解の差が1であるとき、定数 $m$ の値と2つの解をそれぞれ求めます。

代数学二次方程式解と係数の関係解の差因数分解
2025/5/3

1. 問題の内容

2次方程式 x2(m+1)x+2=0x^2 - (m+1)x + 2 = 0 の2つの解の差が1であるとき、定数 mm の値と2つの解をそれぞれ求めます。

2. 解き方の手順

まず、2つの解を α\alphaα+1\alpha + 1 とおきます。
解と係数の関係より、以下の2つの式が成り立ちます。
* α+(α+1)=m+1\alpha + (\alpha + 1) = m + 1 (2つの解の和)
* α(α+1)=2\alpha(\alpha + 1) = 2 (2つの解の積)
2つ目の式から α\alpha の値を求めます。
α2+α=2\alpha^2 + \alpha = 2
α2+α2=0\alpha^2 + \alpha - 2 = 0
(α+2)(α1)=0(\alpha + 2)(\alpha - 1) = 0
したがって、α=2\alpha = -2 または α=1\alpha = 1
(i) α=2\alpha = -2 のとき、2つの解は 2-21-1 です。
このとき、
2+(1)=m+1-2 + (-1) = m + 1
3=m+1-3 = m + 1
m=4m = -4
(ii) α=1\alpha = 1 のとき、2つの解は 1122 です。
このとき、
1+2=m+11 + 2 = m + 1
3=m+13 = m + 1
m=2m = 2
したがって、mm の値は 4-4 または 22 です。

3. 最終的な答え

m=4m = -4 のとき、解は x=2,1x = -2, -1
m=2m = 2 のとき、解は x=1,2x = 1, 2

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