問題は2つあります。 (1) 一般項 $a_n = 3n - 4$ で表される数列 $\{a_n\}$ が等差数列であることを証明してください。 (2) 等差数列 $12, 15, 18, \dots, 99$ の和 $S$ を求めてください。

代数学数列等差数列一般項証明
2025/3/18

1. 問題の内容

問題は2つあります。
(1) 一般項 an=3n4a_n = 3n - 4 で表される数列 {an}\{a_n\} が等差数列であることを証明してください。
(2) 等差数列 12,15,18,,9912, 15, 18, \dots, 99 の和 SS を求めてください。

2. 解き方の手順

(1) 数列 {an}\{a_n\} が等差数列であることを示すには、an+1ana_{n+1} - a_n が定数であることを示せばよいです。
an+1=3(n+1)4=3n+34=3n1a_{n+1} = 3(n+1) - 4 = 3n + 3 - 4 = 3n - 1
an+1an=(3n1)(3n4)=3n13n+4=3a_{n+1} - a_n = (3n - 1) - (3n - 4) = 3n - 1 - 3n + 4 = 3
an+1an=3a_{n+1} - a_n = 3 は定数なので、数列 {an}\{a_n\} は等差数列です。
(2) 等差数列の和を求めるには、初項、末項、項数が必要です。
初項 a1=12a_1 = 12
末項 an=99a_n = 99
公差 d=1512=3d = 15 - 12 = 3
an=a1+(n1)da_n = a_1 + (n-1)d より、99=12+(n1)399 = 12 + (n-1)3
99=12+3n399 = 12 + 3n - 3
99=9+3n99 = 9 + 3n
90=3n90 = 3n
n=30n = 30
項数は30です。
等差数列の和の公式 Sn=n(a1+an)2S_n = \frac{n(a_1 + a_n)}{2} より、
S=30(12+99)2=30×1112=15×111=1665S = \frac{30(12 + 99)}{2} = \frac{30 \times 111}{2} = 15 \times 111 = 1665

3. 最終的な答え

(1) 数列 {an}\{a_n\} は等差数列である。(証明終わり)
(2) S=1665S = 1665

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