平面上に三角形ABCがあり、点Pが $(2-3t)\vec{PA} + t\vec{PB} + (2t-1)\vec{PC} = \vec{0}$ を満たしています。$t$ は実数の定数です。 (1) $\vec{AP}$ を $t, \vec{AB}, \vec{AC}$ を用いて表してください。 (2) 辺BCの中点をMとするとき、Pが直線AM上に存在するような $t$ の値を求めてください。 (3) (2)で求めた $t$ の値に対するPをQとします。三角形BCPの面積をS、三角形BCQの面積をTとするとき、$S \geq 3T$となるような $t$ の範囲を求めてください。
2025/5/6
1. 問題の内容
平面上に三角形ABCがあり、点Pが を満たしています。 は実数の定数です。
(1) を を用いて表してください。
(2) 辺BCの中点をMとするとき、Pが直線AM上に存在するような の値を求めてください。
(3) (2)で求めた の値に対するPをQとします。三角形BCPの面積をS、三角形BCQの面積をTとするとき、となるような の範囲を求めてください。
2. 解き方の手順
(1) を求める。
与えられた式を書き換えます。
(2) Pが直線AM上にあるための条件を求める。
MはBCの中点なので、です。
Pが直線AM上にあるということは、ある実数kを用いてと表せるということです。
とは一次独立なので、それぞれの係数を比較して、
かつ
よって、
(3) となるようなtの範囲を求める。
のとき、PはQとなるので、
は直線AM上にあるので、
,
三角形BCPの面積Sは、
三角形BCQの面積Tは、
ここで、なので、
or
or
or
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3) または