台形ABCDにおいて、$AE=EB$, $AF=FD$, $EG:GH=8:5$であるとき、$x$の値を求める。ただし、$BD=11.2$cm、$BH=x$cmとする。

幾何学相似台形線分の長さ
2025/5/6

1. 問題の内容

台形ABCDにおいて、AE=EBAE=EB, AF=FDAF=FD, EG:GH=8:5EG:GH=8:5であるとき、xxの値を求める。ただし、BD=11.2BD=11.2cm、BH=xBH=xcmとする。

2. 解き方の手順

まず、AE=EBAE=EBかつAF=FDAF=FDなので、EFはBDと平行である。
したがって、AEGABD\triangle AEG \sim \triangle ABDである。
よって、EGBD=AEAB\frac{EG}{BD}=\frac{AE}{AB}が成り立つ。
AE=EBAE = EBより、AE:AB=1:2AE:AB = 1:2なので、EGBD=12\frac{EG}{BD}=\frac{1}{2}
したがって、EG=12BD=12×11.2=5.6EG = \frac{1}{2}BD = \frac{1}{2} \times 11.2 = 5.6
EG:GH=8:5EG:GH = 8:5より、EGGH=85\frac{EG}{GH} = \frac{8}{5}
GH=58EG=58×5.6=5×5.68=288=3.5GH = \frac{5}{8}EG = \frac{5}{8} \times 5.6 = \frac{5 \times 5.6}{8} = \frac{28}{8} = 3.5
BH=xBH = xである。
また、BHGBDE\triangle BHG \sim \triangle BDEであるから、
BHBD=BGBE\frac{BH}{BD} = \frac{BG}{BE}が成り立つ。
BG=EG+EB=5.6+EBBG = EG + EB = 5.6 + EB
BHBD=GHDE\frac{BH}{BD} = \frac{GH}{DE}
x11.2=GHEG+GH\frac{x}{11.2} = \frac{GH}{EG + GH}
GH=3.5GH=3.5なので、x11.2=3.55.6+3.5\frac{x}{11.2} = \frac{3.5}{5.6 + 3.5}
x11.2=3.59.1=3591=513\frac{x}{11.2} = \frac{3.5}{9.1} = \frac{35}{91} = \frac{5}{13}
x=11.2×513=11.2×513=56134.307x = 11.2 \times \frac{5}{13} = \frac{11.2 \times 5}{13} = \frac{56}{13} \approx 4.307
また、EFがBDと平行なので、BEFBDA\triangle BEF \sim \triangle BDAより、
BGBD=BEBA\frac{BG}{BD} = \frac{BE}{BA}
BG:BD=BE:BA=1:2BG:BD = BE:BA = 1:2
BG=BD2=11.22=5.6BG = \frac{BD}{2} = \frac{11.2}{2} = 5.6
EG:GH=8:5EG:GH = 8:5なので、EG=8kEG = 8k, GH=5kGH = 5kとおける。
EG=5.6EG = 5.6なので、8k=5.68k = 5.6
k=5.68=5680=710=0.7k = \frac{5.6}{8} = \frac{56}{80} = \frac{7}{10} = 0.7
GH=5k=5×0.7=3.5GH = 5k = 5 \times 0.7 = 3.5
BGHBDE\triangle BGH \sim \triangle BDEより、
BHBD=GHDE=GHEG+GH=3.55.6+3.5=3.59.1=3591=513\frac{BH}{BD} = \frac{GH}{DE} = \frac{GH}{EG+GH} = \frac{3.5}{5.6+3.5} = \frac{3.5}{9.1} = \frac{35}{91} = \frac{5}{13}
x=BD×513=11.2×513=5613x = BD \times \frac{5}{13} = 11.2 \times \frac{5}{13} = \frac{56}{13}

3. 最終的な答え

x=5613x = \frac{56}{13} cm

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