原点O(0, 0), A(8, 0), B(6, 6), C(2, 4)を頂点とする四角形OABCがある。点Cを通り、対角線OBに平行な直線がx軸と交わる点をDとする。 (1) 直線CDの式を求めよ。 (2) 点Dの座標を求めよ。 (3) △BDAの面積を求めよ。ただし、座標の1目もりを1cmとする。 (4) 点Bを通り、四角形OABCの面積を2等分する直線の式を求めよ。 (5) 辺ABの延長と直線CDの交点をPとするとき、点Pの座標を求めよ。

幾何学座標平面直線面積図形平行交点
2025/5/6

1. 問題の内容

原点O(0, 0), A(8, 0), B(6, 6), C(2, 4)を頂点とする四角形OABCがある。点Cを通り、対角線OBに平行な直線がx軸と交わる点をDとする。
(1) 直線CDの式を求めよ。
(2) 点Dの座標を求めよ。
(3) △BDAの面積を求めよ。ただし、座標の1目もりを1cmとする。
(4) 点Bを通り、四角形OABCの面積を2等分する直線の式を求めよ。
(5) 辺ABの延長と直線CDの交点をPとするとき、点Pの座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 直線CDの式を求める。
直線OBの傾きは、6060=1\frac{6-0}{6-0} = 1 である。直線CDは直線OBに平行なので、傾きは1である。よって、直線CDの式は y=x+by = x + b と表せる。この直線が点C(2, 4)を通るので、
4=2+b4 = 2 + b
b=2b = 2
よって、直線CDの式は y=x+2y = x + 2 である。
(2) 点Dの座標を求める。
点Dは直線CDとx軸の交点なので、y座標は0である。直線CDの式 y=x+2y = x + 2y=0y = 0 を代入すると、
0=x+20 = x + 2
x=2x = -2
よって、点Dの座標は (-2, 0) である。
(3) △BDAの面積を求める。
点B(6, 6), 点D(-2, 0), 点A(8, 0)である。DAを底辺とすると、底辺の長さは 8(2)=108 - (-2) = 10 である。高さは点Bのy座標である6である。よって、△BDAの面積は
12×10×6=30\frac{1}{2} \times 10 \times 6 = 30 cm2^2 である。
(4) 点Bを通り、四角形OABCの面積を2等分する直線の式を求める。
四角形OABCの面積を求める。四角形OABCの面積は、△OABの面積と△OBCの面積の和である。△OABの面積は、底辺OAが8、高さが点Bのy座標6なので、12×8×6=24\frac{1}{2} \times 8 \times 6 = 24 である。△OBCの面積は、原点O(0,0), B(6,6), C(2,4)なので、12(0×6+6×4+2×0)(0×6+6×2+4×0)=122412=6\frac{1}{2} |(0\times6 + 6\times4 + 2\times0) - (0\times6 + 6\times2 + 4\times0)| = \frac{1}{2} |24 - 12| = 6 である。よって、四角形OABCの面積は 24+6=3024+6=30である。
求める直線は、四角形OABCの面積の半分、つまり15にする。
点Bを通り四角形OABCの面積を二等分する直線を y=a(x6)+6y = a(x-6) + 6 とする。
この直線と直線OAとの交点をEとすると、E(e,0)とおける。したがって、0=a(e6)+60 = a(e-6)+6となり、e=66ae = 6 - \frac{6}{a}となる。
△ABEの面積をSとすると、S=12×(8e)×6=3(8e)=3(8(66a))=3(2+6a)=6+18aS = \frac{1}{2} \times (8-e) \times 6 = 3(8-e) = 3(8 - (6-\frac{6}{a})) = 3(2+\frac{6}{a}) = 6+\frac{18}{a}となる。
△ABEの面積が30-15=15となるためには、6+18a=156+\frac{18}{a}=15となるので、18a=9\frac{18}{a} = 9となり、a=2a=2となる。
したがって求める直線は、y=2(x6)+6=2x12+6=2x6y=2(x-6)+6 = 2x-12+6 = 2x-6となる。
(5) 辺ABの延長と直線CDの交点をPとするとき、点Pの座標を求める。
直線ABの式を求める。A(8, 0), B(6, 6)を通るので、傾きは 6068=3\frac{6-0}{6-8} = -3 である。よって、直線ABの式は y=3(x8)=3x+24y = -3(x-8) = -3x + 24 と表せる。
直線CDの式は y=x+2y = x + 2 である。
2直線の交点Pの座標は、連立方程式を解くことで求まる。
3x+24=x+2-3x + 24 = x + 2
4x=224x = 22
x=112x = \frac{11}{2}
y=112+2=152y = \frac{11}{2} + 2 = \frac{15}{2}
よって、点Pの座標は (112,152)(\frac{11}{2}, \frac{15}{2}) である。

3. 最終的な答え

(1) y=x+2y = x + 2
(2) (2,0)(-2, 0)
(3) 3030 cm2^2
(4) y=2x6y = 2x - 6
(5) (112,152)(\frac{11}{2}, \frac{15}{2})

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