四面体ABCDにおいて、A, B, C, Dの位置ベクトルをそれぞれ $\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}, \vec{d}$ とする。辺CDを3:4に内分する点をP、線分BPを5:2に外分する点をQ、線分AQの中点をRとする。点P, Q, Rの位置ベクトルを $\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}, \vec{d}$ で表せ。

幾何学ベクトル空間ベクトル内分点外分点四面体
2025/5/6

1. 問題の内容

四面体ABCDにおいて、A, B, C, Dの位置ベクトルをそれぞれ a,b,c,d\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}, \vec{d} とする。辺CDを3:4に内分する点をP、線分BPを5:2に外分する点をQ、線分AQの中点をRとする。点P, Q, Rの位置ベクトルを a,b,c,d\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}, \vec{d} で表せ。

2. 解き方の手順

(1) 点Pについて
点Pは辺CDを3:4に内分するので、Pの位置ベクトル p\vec{p}
p=4c+3d3+4=47c+37d \vec{p} = \frac{4\vec{c} + 3\vec{d}}{3+4} = \frac{4}{7}\vec{c} + \frac{3}{7}\vec{d}
(2) 点Qについて
点Qは線分BPを5:2に外分するので、Qの位置ベクトル q\vec{q}
q=2b+5p52=2b+5(47c+37d)3=2b+207c+157d3=23b+2021c+1521d=23b+2021c+57d \vec{q} = \frac{-2\vec{b} + 5\vec{p}}{5-2} = \frac{-2\vec{b} + 5(\frac{4}{7}\vec{c} + \frac{3}{7}\vec{d})}{3} = \frac{-2\vec{b} + \frac{20}{7}\vec{c} + \frac{15}{7}\vec{d}}{3} = -\frac{2}{3}\vec{b} + \frac{20}{21}\vec{c} + \frac{15}{21}\vec{d} = -\frac{2}{3}\vec{b} + \frac{20}{21}\vec{c} + \frac{5}{7}\vec{d}
(3) 点Rについて
点Rは線分AQの中点なので、Rの位置ベクトル r\vec{r}
r=a+q2=a+(23b+2021c+57d)2=12a13b+1021c+514d \vec{r} = \frac{\vec{a} + \vec{q}}{2} = \frac{\vec{a} + (-\frac{2}{3}\vec{b} + \frac{20}{21}\vec{c} + \frac{5}{7}\vec{d})}{2} = \frac{1}{2}\vec{a} - \frac{1}{3}\vec{b} + \frac{10}{21}\vec{c} + \frac{5}{14}\vec{d}

3. 最終的な答え

(1) 点Pの位置ベクトル: p=47c+37d\vec{p} = \frac{4}{7}\vec{c} + \frac{3}{7}\vec{d}
(2) 点Qの位置ベクトル: q=23b+2021c+57d\vec{q} = -\frac{2}{3}\vec{b} + \frac{20}{21}\vec{c} + \frac{5}{7}\vec{d}
(3) 点Rの位置ベクトル: r=12a13b+1021c+514d\vec{r} = \frac{1}{2}\vec{a} - \frac{1}{3}\vec{b} + \frac{10}{21}\vec{c} + \frac{5}{14}\vec{d}

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