関数 $y = 2x^2 - 4x + 3$ の、$0 < x < 3$ の範囲における最大値と最小値を求めよ。ただし、最大値または最小値が存在しない場合は「なし」と答える。

代数学二次関数最大値最小値平方完成グラフ
2025/5/6

1. 問題の内容

関数 y=2x24x+3y = 2x^2 - 4x + 3 の、0<x<30 < x < 3 の範囲における最大値と最小値を求めよ。ただし、最大値または最小値が存在しない場合は「なし」と答える。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=2x24x+3=2(x22x)+3=2(x22x+11)+3=2((x1)21)+3=2(x1)22+3=2(x1)2+1y = 2x^2 - 4x + 3 = 2(x^2 - 2x) + 3 = 2(x^2 - 2x + 1 - 1) + 3 = 2((x-1)^2 - 1) + 3 = 2(x-1)^2 - 2 + 3 = 2(x-1)^2 + 1
よって、与えられた関数は y=2(x1)2+1y = 2(x-1)^2 + 1 と変形できます。
これは、頂点が (1,1)(1, 1) で、下に凸な放物線を表します。
次に、0<x<30 < x < 3 の範囲でこの関数の最大値と最小値を考えます。
x=1x=1 は定義域に含まれているので、x=1x=1のときに最小値y=2(11)2+1=1y = 2(1-1)^2 + 1 = 1をとります。
最大値について、x=3x=3に近づくほどyyの値は大きくなりますが、x<3x<3であるため、x=3x=3における関数の値は最大値とはなりません。
x=3x=3 のとき、y=2(31)2+1=2(2)2+1=2(4)+1=9y = 2(3-1)^2 + 1 = 2(2)^2 + 1 = 2(4) + 1 = 9 です。
したがって、xxが3に近いほどyyの値は9に近づきますが、x<3なので最大値は存在しません。

3. 最終的な答え

最大値:なし (xx = なし のとき)
最小値:1