1から100までの自然数の中で、以下の条件を満たす数の和をそれぞれ求めます。 (1) 5の倍数 (2) 6の倍数 (3) 5と6の公倍数 (4) 5または6の倍数 (5) 6で割り切れない数

算数等差数列倍数公倍数約数
2025/5/7

1. 問題の内容

1から100までの自然数の中で、以下の条件を満たす数の和をそれぞれ求めます。
(1) 5の倍数
(2) 6の倍数
(3) 5と6の公倍数
(4) 5または6の倍数
(5) 6で割り切れない数

2. 解き方の手順

(1) 5の倍数
1から100までの5の倍数は、5, 10, 15, ..., 100です。
これは初項5、公差5、末項100の等差数列です。
項数は 100/5=20100/5 = 20 です。
等差数列の和の公式は S=n(a1+an)2S = \frac{n(a_1 + a_n)}{2} なので、
S=20(5+100)2=20×1052=10×105=1050S = \frac{20(5 + 100)}{2} = \frac{20 \times 105}{2} = 10 \times 105 = 1050
(2) 6の倍数
1から100までの6の倍数は、6, 12, 18, ..., 96です。
これは初項6、公差6、末項96の等差数列です。
項数は 96/6=1696/6 = 16 です。
等差数列の和の公式は S=n(a1+an)2S = \frac{n(a_1 + a_n)}{2} なので、
S=16(6+96)2=16×1022=8×102=816S = \frac{16(6 + 96)}{2} = \frac{16 \times 102}{2} = 8 \times 102 = 816
(3) 5と6の公倍数
5と6の最小公倍数は30なので、5と6の公倍数は30の倍数です。
1から100までの30の倍数は、30, 60, 90です。
これは初項30、公差30、末項90の等差数列です。
項数は 90/30=390/30 = 3 です。
等差数列の和の公式は S=n(a1+an)2S = \frac{n(a_1 + a_n)}{2} なので、
S=3(30+90)2=3×1202=3×60=180S = \frac{3(30 + 90)}{2} = \frac{3 \times 120}{2} = 3 \times 60 = 180
(4) 5または6の倍数
5の倍数と6の倍数の和から、5と6の公倍数の和を引きます。
1050+816180=1866180=16861050 + 816 - 180 = 1866 - 180 = 1686
(5) 6で割り切れない数
1から100までの自然数の和は 100(1+100)2=100×1012=50×101=5050\frac{100(1 + 100)}{2} = \frac{100 \times 101}{2} = 50 \times 101 = 5050 です。
6の倍数の和は816です。
6で割り切れない数の和は 5050816=42345050 - 816 = 4234

3. 最終的な答え

(1) 5の倍数の和: 1050
(2) 6の倍数の和: 816
(3) 5と6の公倍数の和: 180
(4) 5または6の倍数の和: 1686
(5) 6で割り切れない数の和: 4234

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