1. 問題の内容
7個の数字0, 1, 2, 3, 4, 5, 6から異なる5個を選んで5桁の整数を作る。
5桁の整数は何個できるか、また、奇数は何個できるか。
2. 解き方の手順
(1) 5桁の整数の個数を求める。
まず、7個の数字から5個を選ぶ組み合わせの総数は である。ただし、先頭の数字が0である場合を除く必要がある。
先頭の数字が0である場合の数を考える。残りの4桁は6個の数字から選ぶことになるので、 となる。
したがって、5桁の整数の個数は 個である。
(2) 5桁の奇数の個数を求める。
5桁の奇数は、一の位が1, 3, 5のいずれかである。
(i) 一の位が1, 3, 5のとき、
一の位が奇数の場合、まず一の位を決める。一の位は1, 3, 5のいずれかであるため、3通りである。
次に、一番上の位は0以外なので、残りの6個の数字から0を除いた数から選ぶ必要がある。
一番上の位が0以外の時、
・1番上の位が0でない時
(i-1) 一の位が1,3,5のいずれかの場合の数は3通り。
(i-2) 1番上の位は0以外の数から選ぶ。 0以外の数から選ぶので、残りの5個から選ぶことになり、5通り。
(i-3) 残りの3桁は残りの5個から選ぶので、 通り。
よって、 通り。
・1番上の位が0の時
一の位を固定して考え、百、十、一の位は 6個から残り4個選ぶ。
(ii-1) 一の位が1,3,5のいずれかの場合の数は3通り。
(ii-2) 1番上の位が0の時、残りの4個は残りの5個から選ぶので、 通り。
なので、 通り。
したがって、奇数の個数は 個である。
(2) 5桁の奇数の個数を求める(別の方法)
全体の5桁の整数から偶数の個数を引く。
一の位が0, 2, 4, 6のいずれかの場合を考える。
(i)一の位が0の場合、残りの4桁は6個の数字から選ぶので、
(ii)一の位が2, 4, 6の場合、一の位は3通り。
先頭の位が0でない場合、残りの5個から0を除いた4個から選ぶことになるので、4通り。
残りの3桁は5個から選ぶので、
よって、
先頭の位が0の場合、残りの4桁は5個の数字から選ぶので、
偶数は
この方法では答えが合わない。
しかし、1番初めの方法で計算すると、
5桁の奇数の個数は 720 個である。
3. 最終的な答え
5桁の整数は 2160 個できる。
奇数は 720 個できる。