顕微鏡の総合倍率と、対物ミクロメーターおよび接眼ミクロメーターの目盛りの関係から、接眼ミクロメーターの1目盛りの長さを計算し、さらに総合倍率を変えた場合に、ムラサキツユクサの気孔の孔辺細胞の長さを求める問題です。

1. 問題の内容

顕微鏡の総合倍率と、対物ミクロメーターおよび接眼ミクロメーターの目盛りの関係から、接眼ミクロメーターの1目盛りの長さを計算し、さらに総合倍率を変えた場合に、ムラサキツユクサの気孔の孔辺細胞の長さを求める問題です。

2. 解き方の手順

(a) 総合倍率は、接眼レンズの倍率と対物レンズの倍率を掛け合わせたものです。

$15 \times 10 = 150$

(b) 図1から、AB間には対物ミクロメーターが10目盛り分あります。

(c) 図1から、AB間には接眼ミクロメーターが20目盛り分あります。

(d) 対物ミクロメーターの1目盛りは0.01mm=10μmです。

接眼ミクロメーター20目盛りが、対物ミクロメーター10目盛り分なので、

接眼ミクロメーターの1目盛りは、

$(10 \times 10) / 20 = 5$ μm

(e) 総合倍率は、$15 \times 40 = 600$

(f) 図2から、接眼ミクロメーター20目盛りが、対物ミクロメーター10目盛り分なので、

接眼ミクロメーターの1目盛りは、

$(10 \times 10) / 20 = 5$ μm

(g) 図3から、ムラサキツユクサの気孔の孔辺細胞の長さは、接眼ミクロメーターで約32目盛り分です。

(f)で求めたように、総合倍率600倍のとき、接眼ミクロメーターの1目盛りは5μmなので、

$32 \times 5 = 160$ μm

3. 最終的な答え

(a) 150倍

(b) 10目盛り

(c) 20目盛り

(d) 5μm

(e) 600倍

(f) 5μm

(g) 160μm