問題6から問題11まであります。 問題6は、与えられた数の組の最大公約数と最小公倍数を求める問題です。 問題7は、2つの正の整数の和と最大公約数が与えられたとき、その2つの数を求める問題です。 問題8は、ある自然数で160と210を割ったときの余りが与えられたとき、その自然数の中で最大のものを求める問題です。 問題9は、ある3桁の自然数を20, 24, 32で割ったときの余りが与えられたとき、その自然数の中で最小のものを求める問題です。 問題10は、ある自然数を8と12で割ったときの余りが与えられたとき、その自然数の中で最も100に近い数を求める問題です。 問題11は、1008にある自然数をかけて、ある数の2乗にしたいとき、かける自然数の中で最小のものを求める問題です。
2025/5/8
1. 問題の内容
問題6から問題11まであります。
問題6は、与えられた数の組の最大公約数と最小公倍数を求める問題です。
問題7は、2つの正の整数の和と最大公約数が与えられたとき、その2つの数を求める問題です。
問題8は、ある自然数で160と210を割ったときの余りが与えられたとき、その自然数の中で最大のものを求める問題です。
問題9は、ある3桁の自然数を20, 24, 32で割ったときの余りが与えられたとき、その自然数の中で最小のものを求める問題です。
問題10は、ある自然数を8と12で割ったときの余りが与えられたとき、その自然数の中で最も100に近い数を求める問題です。
問題11は、1008にある自然数をかけて、ある数の2乗にしたいとき、かける自然数の中で最小のものを求める問題です。
2. 解き方の手順
**問題6**
(1) 42, 63, 189
- 42 = 2 * 3 * 7
- 63 = 3^2 * 7
- 189 = 3^3 * 7
- 最大公約数: 3 * 7 = 21
- 最小公倍数: 2 * 3^3 * 7 = 378
(2) 2 * 3 * 5, 2 * 3^2 * 5^2, 2^2 * 5
- 最大公約数: 2 * 3^0 * 5^1= 2 * 5 = 10
- 最小公倍数: 2^2 * 3^2 * 5^2 = 4 * 9 * 25 = 900
**問題7**
2つの整数を と (aとbは互いに素)とする。
aとbは互いに素なので、以下の組み合わせが考えられる。
(1, 15), (3, 13), (5, 11) , (7, 9)
よって、(a, b) = (1, 15) -> (7, 105), (3, 13) -> (21, 91), (5, 11) -> (35, 77)
(7, 9) -> (49, 63)
2つの数:35と77, 49と63
**問題8**
求める自然数を とすると、
は と の公約数なので、 = 1, 3, 17, 51。
は7より大きいので、 または 。
最大のものは51。
**問題9**
求める自然数を とすると、 は 20, 24, 32 の公倍数。
20 = 2^2 * 5
24 = 2^3 * 3
32 = 2^5
最小公倍数 LCM(20, 24, 32) = 2^5 * 3 * 5 = 32 * 15 = 480
(は整数)
は3桁の整数なので、100 <= x <= 999
100 <= 480k + 10 <= 999
90 <= 480k <= 989
90/480 <= k <= 989/480
0.1875 <= k <= 2.06
k=1, 2
k=1のとき、x = 480 + 10 = 490
k=2のとき、x = 960 + 10 = 970
最小のものは490。
**問題10**
求める数を とすると、
は 3 で割り切れるので、
k=1 -> 2a=4, a=2, x=19
k=3 -> 2a=10, a=5, x=43
k=5 -> 2a=16, a=8, x=67
k=7 -> 2a=22, a=11, x=91
k=9 -> 2a=28, a=14, x=115
よって、x = 19, 43, 67, 91, 115,...
100 に最も近い数は 91。
**問題11**
ある自然数 をかけて、何かの数の2乗にするので、
(は整数)
xは7の倍数であれば、全体が平方数になる。
とすると、
したがって、。
3. 最終的な答え
問題6: (1) 最大公約数 21、最小公倍数 378 (2) 最大公約数 10、最小公倍数 900
問題7: (35, 77), (49, 63)
問題8: 51
問題9: 490
問題10: 91
問題11: 7