方程式を解くには、まず分数が0になる条件を考えます。分数が0になるのは、分子が0で、かつ分母が0でないときです。
分子を0とおくと、
−(x3−2x2+1)=0 x3−2x2+1=0 この式を因数分解します。x=1を代入すると1−2+1=0となるので、x−1を因数に持つことがわかります。組み立て除法などを使って因数分解すると、 (x−1)(x2−x−1)=0 したがって、x=1 または x2−x−1=0となります。 x2−x−1=0の解は、解の公式より x=21±1−4(−1)=21±5 次に、分母が0にならない条件を考えます。
1−x2(x+1)2=0 これは、1−x2>0 かつ x+1=0 を意味します。 1−x2>0より、 −1<x<1 x+1=0より、x=−1 したがって、−1<x<1となります。 上記の条件を満たす解を探します。
x=1 は −1<x<1 を満たさないので、解ではありません。 x=21+5≈21+2.236≈1.618>1 なので、解ではありません。 x=21−5≈21−2.236≈−0.618 なので、 −1<x<1 を満たします。