(1) 円 x2+y2+2x+4y−4=0 の場合 まず、円の方程式を標準形に変形します。
x2+2x+y2+4y−4=0 (x2+2x+1)+(y2+4y+4)−1−4−4=0 (x+1)2+(y+2)2=9=32 したがって、円の中心は (−1,−2) で、半径は 3 です。 傾きが 2 の接線の方程式を y=2x+b とおきます。 この接線と円の中心 (−1,−2) との距離が半径 3 に等しいので、点と直線の距離の公式より、 22+(−1)2∣2(−1)−(−2)+b∣=3 5∣−2+2+b∣=3 ∣b∣=35 b=±35 よって、接線の方程式は
y=2x+35 および y=2x−35 です。 接点を求めるには、接線の方程式を円の方程式に代入します。
y=2x+35 の場合: (x+1)2+(2x+35+2)2=9 x2+2x+1+4x2+4x(35+2)+(35+2)2=9 5x2+(125+10)x+45+125+4−8=0 5x2+(125+10)x+41+125=0 これは計算が複雑になるため、別の方法を検討します。
円の中心を通り傾き −1/2 の直線 y+2=−21(x+1)を考え、y=−21x−25 この直線と接線 y=2x+35の交点が接点のx座標になります。 −21x−25=2x+35 −25x=35+25 x=−565+5=−1−565 y=2(−1−565)+35=−2−5125+35=−2+535 接点は(−1−565,−2+535) y=2x−35の場合 −21x−25=2x−35 −25x=−35+25 x=565−5=−1+565 y=2(−1+565)−35=−2+5125−35=−2−535 接点は(−1+565,−2−535) (2) 円 x2+y2−6x+8=0 の場合 円の方程式を標準形に変形します。
x2−6x+y2+8=0 (x2−6x+9)+y2−9+8=0 (x−3)2+y2=1=12 したがって、円の中心は (3,0) で、半径は 1 です。 原点を通る接線の方程式を y=kx とおきます。 この接線と円の中心 (3,0) との距離が半径 1 に等しいので、点と直線の距離の公式より、 k2+(−1)2∣k(3)−0∣=1 k2+1∣3k∣=1 9k2=k2+1 k2=81 k=±221=±42 よって、接線の方程式は
y=42x および y=−42x です。 接点を求めるには、接線の方程式を円の方程式に代入します。
y=42x の場合: (x−3)2+(42x)2=1 x2−6x+9+162x2=1 89x2−6x+8=0 9x2−48x+64=0 (3x−8)2=0 y=42⋅38=322 接点は (38,322) y=−42x の場合: (x−3)2+(−42x)2=1 x2−6x+9+162x2=1 89x2−6x+8=0 9x2−48x+64=0 (3x−8)2=0 y=−42⋅38=−322 接点は (38,−322)