四角形ABCDは平行四辺形であり、辺CD上にPQとBCが平行となるように点Qをとるとき、PQの長さを求めよ。ただし、AE = 10cm, ED = 5cm, AB = 8cmとする。

幾何学平行四辺形相似辺の比
2025/5/9

1. 問題の内容

四角形ABCDは平行四辺形であり、辺CD上にPQとBCが平行となるように点Qをとるとき、PQの長さを求めよ。ただし、AE = 10cm, ED = 5cm, AB = 8cmとする。

2. 解き方の手順

まず、平行四辺形の性質より、AD=BCAD = BCである。
また、AE=10AE = 10 cm、ED=5ED = 5 cmなので、AD=AE+ED=10+5=15AD = AE + ED = 10 + 5 = 15 cm。
したがって、BC=15BC = 15 cm。
次に、AED\triangle AEDCEQ\triangle CEQにおいて、AEAECQCQは錯角で等しく、ADADBCBCが平行なので、PQPQBCBCは平行である。よって、CEQ=AED\angle CEQ = \angle AEDおよびECQ=EAD\angle ECQ = \angle EADなので、2角がそれぞれ等しく、AEDCEQ\triangle AED \sim \triangle CEQである。
よって、CEAE=CQAD\frac{CE}{AE} = \frac{CQ}{AD}が成り立つ。
AE=10AE = 10 cm、ED=5ED = 5 cmなので、CD=AE+ED=15CD = AE + ED = 15 cm。
平行四辺形の性質より、AB=CD=8AB = CD = 8 cm。
また、CQ=CDDQCQ = CD - DQなので、DQDQの長さを求める。
APB\triangle APBCQD\triangle CQDに注目すると、APB\triangle APBEPC\triangle EPCが相似である。
AEB\triangle AEBCED\triangle CEDにおいて、AE=10AE = 10 cm、ED=5ED = 5 cm、AB=8AB = 8 cm、BC=AD=15BC = AD = 15 cmである。
PQ//BCPQ // BCより、APQABC\triangle APQ \sim \triangle ABC
したがって、PQBC=AQAC\frac{PQ}{BC} = \frac{AQ}{AC}が成り立つ。
また、AED\triangle AEDCEQ\triangle CEQは相似なので、EDCQ=AEEC\frac{ED}{CQ} = \frac{AE}{EC}
ED=5ED = 5 cm、CD=AB=8CD = AB = 8 cmなので、CE=BC2+BE2CE = \sqrt{BC^2 + BE^2}
AE:ED=10:5=2:1AE:ED = 10:5 = 2:1より、CE:EA=1:2CE:EA = 1:2なので、CQ=13BC=13×15=5CQ = \frac{1}{3}BC = \frac{1}{3} \times 15 = 5
ADQ\triangle ADQABC\triangle ABCにおいて、AQ//BCAQ // BCなので、DQDC=ADBC\frac{DQ}{DC} = \frac{AD}{BC}が成り立つ。
DQCD=DEDA=515=13\frac{DQ}{CD} = \frac{DE}{DA} = \frac{5}{15} = \frac{1}{3}
よって、DQ=13CD=13AB=13×8=83DQ = \frac{1}{3}CD = \frac{1}{3}AB = \frac{1}{3} \times 8 = \frac{8}{3}
CQ=CDDQ=883=2483=163CQ = CD - DQ = 8 - \frac{8}{3} = \frac{24-8}{3} = \frac{16}{3}
AEDCEQ\triangle AED \sim \triangle CEQなので、AECQ=EDEQ\frac{AE}{CQ} = \frac{ED}{EQ}
1016/3=5EQ\frac{10}{16/3} = \frac{5}{EQ}より、EQ=5×16/310=83EQ = \frac{5 \times 16/3}{10} = \frac{8}{3}
AEDCEQ\triangle AED \sim \triangle CEQにおいて、ADCQ=AECE\frac{AD}{CQ} = \frac{AE}{CE}より、15CQ=10CE\frac{15}{CQ} = \frac{10}{CE}
CQ=DEBCADCQ = \frac{DE \cdot BC}{AD}なので、CQ=515BC=13BC=1315=5CQ = \frac{5}{15} * BC = \frac{1}{3}BC = \frac{1}{3}*15 = 5
ADQABQ\triangle ADQ \sim \triangle ABQなので、ADAB\frac{AD}{AB} = AQAQ\frac{AQ}{AQ}
AQAB=EQEB\frac{AQ}{AB} = \frac{EQ}{EB}. PQBC=AQAC\frac{PQ}{BC} = \frac{AQ}{AC}.
AEB\triangle AEBABC\triangle ABCは相似。
PQ=AEADBC=101515=10PQ = \frac{AE}{AD} * BC = \frac{10}{15} * 15 = 10.
したがって、PQ=10PQ=10 cm。

3. 最終的な答え

10 cm

「幾何学」の関連問題

$\cos^2 20^\circ + \cos^2 110^\circ$ の値を求めよ。

三角関数三角比角度加法定理
2025/5/9

与えられた三角関数の式の値を求める問題です。具体的には、$\sin^2 35^\circ + \sin^2 125^\circ$ の値を計算します。

三角関数三角比sincos角度公式
2025/5/9

木の根元から9m離れた地点から木の先端を見上げたときの仰角が35度である。目の高さが1.6mのとき、木の高さを小数第2位で四捨五入して求める。

三角比仰角直角三角形tan高さ
2025/5/9

教科書P.166の三角比の表を利用して、$\tan 77^\circ$ の値を小数第4位まで求める問題です。

三角比tan角度
2025/5/9

三角比の表を使って、$\cos 8^\circ$ の値を小数第4位まで求めよ。

三角比cos角度
2025/5/9

問題は、三角比の表を利用して $\sin 24^\circ$ の値を小数第4位まで求めることです。

三角比三角関数sin
2025/5/9

直角三角形ABCにおいて、角Aが25度、斜辺ABの長さが10であるとき、辺ACの長さ(①)と辺BCの長さ(②)を三角比の表を用いて求め、小数第1位まで四捨五入する。

三角比直角三角形辺の長さ三角関数cossin
2025/5/9

直角三角形ABCにおいて、角Aは61度、辺ACの長さは2である。このとき、辺BCの長さ(①)と辺ABの長さ(②)を、三角比の表を用いて求め、それぞれ小数第1位まで四捨五入すること。

三角比直角三角形三角関数
2025/5/9

$\theta$は鋭角であり、$\sin\theta = \frac{2}{3}$のとき、$\sin(90^{\circ} - \theta)$の値を求める問題です。

三角比三角関数鋭角相互関係
2025/5/9

$\theta$が鋭角であるとき、$\sin \theta = \frac{2}{3}$ のときの $\cos \theta$ の値を求めよ。答えは $\cos \theta = \frac{\sqr...

三角関数三角比鋭角cossin恒等式
2025/5/9