(1) 直線 $x = -2$ に接し、点 $A(2, 0)$ を通る円の中心 $P$ の軌跡を求めます。 (2) 直線 $x = -2$ に接し、円 $(x-1)^2 + y^2 = 1$ と内接する円 $C$ の中心 $P$ の軌跡を求めます。

幾何学軌跡接線代数
2025/5/9

1. 問題の内容

(1) 直線 x=2x = -2 に接し、点 A(2,0)A(2, 0) を通る円の中心 PP の軌跡を求めます。
(2) 直線 x=2x = -2 に接し、円 (x1)2+y2=1(x-1)^2 + y^2 = 1 と内接する円 CC の中心 PP の軌跡を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 円の中心を P(x,y)P(x, y)、半径を rr とします。
直線 x=2x = -2 に接することから、r=x+2r = |x + 2| となります。
A(2,0)A(2, 0) を通ることから、円の方程式は (x2)2+(y0)2=r2(x-2)^2 + (y-0)^2 = r^2、つまり (x2)2+y2=r2(x-2)^2 + y^2 = r^2 となります。
r=x+2r = |x + 2| を代入すると、(x2)2+y2=(x+2)2(x-2)^2 + y^2 = (x+2)^2 となります。
これを展開して整理すると、x24x+4+y2=x2+4x+4x^2 - 4x + 4 + y^2 = x^2 + 4x + 4 となり、y2=8xy^2 = 8x となります。
(2) 円 CC の中心を P(x,y)P(x, y)、半径を rr とします。
(x1)2+y2=1(x-1)^2 + y^2 = 1 の中心は (1,0)(1, 0)、半径は 11 です。
CC と円 (x1)2+y2=1(x-1)^2 + y^2 = 1 が内接することから、中心間の距離は半径の差に等しくなります。
よって、(x1)2+(y0)2=r1\sqrt{(x-1)^2 + (y-0)^2} = |r - 1| となります。
直線 x=2x = -2 に接することから、r=x+2r = |x + 2| となります。
これを代入すると、(x1)2+y2=x+21\sqrt{(x-1)^2 + y^2} = ||x+2| - 1| となります。
両辺を2乗すると、(x1)2+y2=(x+21)2(x-1)^2 + y^2 = (|x+2| - 1)^2 となります。
(x1)2+y2=(x+2)22x+2+1(x-1)^2 + y^2 = (x+2)^2 - 2|x+2| + 1 となり、x22x+1+y2=x2+4x+42x+2+1x^2 - 2x + 1 + y^2 = x^2 + 4x + 4 - 2|x+2| + 1 となります。
y2=6x+42x+2y^2 = 6x + 4 - 2|x+2| となります。
x2x \geq -2 のとき、y2=6x+42(x+2)=4xy^2 = 6x + 4 - 2(x+2) = 4x となり、y2=4xy^2 = 4x
x<2x < -2 のとき、y2=6x+4+2(x+2)=8x+8y^2 = 6x + 4 + 2(x+2) = 8x + 8 となり、y2=8(x+1)y^2 = 8(x+1)

3. 最終的な答え

(1) y2=8xy^2 = 8x
(2) x2x \geq -2 のとき、y2=4xy^2 = 4xx<2x < -2 のとき、y2=8(x+1)y^2 = 8(x+1)

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