三角形OABにおいて、辺OA, OBの中点をそれぞれM, Nとする。 (1) $\vec{OA} = \vec{a}$, $\vec{OB} = \vec{b}$とするとき、$\vec{MN}$を$\vec{a}$, $\vec{b}$で表す。 (2) $\vec{AB} // \vec{MN}$であることを証明する。

幾何学ベクトル三角形中点平行
2025/5/9

1. 問題の内容

三角形OABにおいて、辺OA, OBの中点をそれぞれM, Nとする。
(1) OA=a\vec{OA} = \vec{a}, OB=b\vec{OB} = \vec{b}とするとき、MN\vec{MN}a\vec{a}, b\vec{b}で表す。
(2) AB//MN\vec{AB} // \vec{MN}であることを証明する。

2. 解き方の手順

(1)
点M, Nはそれぞれ辺OA, OBの中点であるから、
OM=12OA=12a\vec{OM} = \frac{1}{2}\vec{OA} = \frac{1}{2}\vec{a}
ON=12OB=12b\vec{ON} = \frac{1}{2}\vec{OB} = \frac{1}{2}\vec{b}
よって、
MN=ONOM=12b12a\vec{MN} = \vec{ON} - \vec{OM} = \frac{1}{2}\vec{b} - \frac{1}{2}\vec{a}
MN=12a+12b\vec{MN} = -\frac{1}{2}\vec{a} + \frac{1}{2}\vec{b}
(2)
AB=OBOA=ba\vec{AB} = \vec{OB} - \vec{OA} = \vec{b} - \vec{a}
MN=12b12a=12(ba)=12AB\vec{MN} = \frac{1}{2}\vec{b} - \frac{1}{2}\vec{a} = \frac{1}{2}(\vec{b} - \vec{a}) = \frac{1}{2}\vec{AB}
したがって、MN=12AB\vec{MN} = \frac{1}{2}\vec{AB}より、AB//MN\vec{AB} // \vec{MN}である。

3. 最終的な答え

(1) MN=12a+12b\vec{MN} = -\frac{1}{2}\vec{a} + \frac{1}{2}\vec{b}
(2) AB//MN\vec{AB} // \vec{MN} (証明終わり)

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