半径 $r$ mの円形の池の周囲に、幅4 mの道があります。この道の面積を $S$ m$^2$、道の中央を通る円周の長さを $l$ mとするとき、$S = 4l$ であることを証明してください。

幾何学面積円周証明
2025/5/10

1. 問題の内容

半径 rr mの円形の池の周囲に、幅4 mの道があります。この道の面積を SS m2^2、道の中央を通る円周の長さを ll mとするとき、S=4lS = 4l であることを証明してください。

2. 解き方の手順

道の面積SSは、外側の円の面積から池の面積を引いたものです。
外側の円の半径は、r+4r + 4 mなので、その面積は π(r+4)2\pi (r+4)^2 m2^2です。
池の面積は、πr2\pi r^2 m2^2です。
したがって、道の面積SSは、
S=π(r+4)2πr2S = \pi (r+4)^2 - \pi r^2
S=π(r2+8r+16)πr2S = \pi (r^2 + 8r + 16) - \pi r^2
S=πr2+8πr+16ππr2S = \pi r^2 + 8\pi r + 16\pi - \pi r^2
S=8πr+16πS = 8\pi r + 16\pi
S=(8r+16)πS = (8r + 16)\pi
次に、道の中央を通る円周の長さ ll を計算します。道の中央を通る円の半径は r+2r + 2 mなので、
l=2π(r+2)l = 2\pi (r + 2)
l=2πr+4πl = 2\pi r + 4\pi
ここで、S=4lS = 4l が成り立つことを証明します。
4l=4(2πr+4π)4l = 4(2\pi r + 4\pi)
4l=8πr+16π4l = 8\pi r + 16\pi
S=8πr+16πS = 8\pi r + 16\pi4l=8πr+16π4l = 8\pi r + 16\pi は等しいので、S=4lS = 4l が証明されました。

3. 最終的な答え

S=4lS = 4l が証明されました。

「幾何学」の関連問題

画像にある4つの図形に関する問題のうち、問題(1)と(3)を解きます。 問題(1)では、図の三角形について、CD, AB, ACの長さを求めます。 問題(3)では、図の三角形について、BCの長さを求め...

三角形三角比直角三角形辺の長さ
2025/5/10

$\triangle ABC$ は $\angle BAC = 90^\circ$ の直角三角形である。点Aから辺BCに垂線を下ろし、BCとの交点をPとする。$\triangle ABC$ の $\a...

三角形直角三角形角度二等分線証明
2025/5/10

点 $(3, 4)$ と直線 $y = 2x + 1$ の間の距離を求める。

点と直線の距離幾何
2025/5/10

3点 A(-1, 5), B(-2, 2), C(3, 3) が与えられている。 (1) 点 D の座標を (x, y) とするとき、ベクトル $\overrightarrow{AD}$ と $\ov...

ベクトル平行四辺形座標
2025/5/10

点A(5, 2)と点B(2, -3)が与えられたとき、ベクトル$\overrightarrow{AB}$を成分表示し、その大きさ$|\overrightarrow{AB}|$を求める。

ベクトル成分表示ベクトルの大きさ
2025/5/10

問題20について解答します。 3点 A(-1, 5), B(-2, 2), C(3, 3) が与えられている。 (1) 点Dの座標を (x, y) とするとき、ベクトル $\overrightarro...

ベクトル座標平行四辺形成分表示
2025/5/10

三角形ABCにおいて、$BC=4$, $CA=5$, $AB=6$である。三角形ABCの重心をG, 内心をI, 垂心をH, 外心をOとする。ベクトル$\vec{AG}, \vec{AI}, \vec{...

ベクトル三角形重心内心垂心外心位置ベクトル
2025/5/10

小さな立方体のブロックを積み重ねて作った立方体について、以下の3つの問題に答えます。 * 問題10:3面に着色されているブロックの数はいくつか。 * 問題11:1面も着色されていないブロックの...

立方体体積表面積空間認識
2025/5/10

正方形の折り紙を3つに折り、図のように切ったとき、 (8) 切り離された紙の中で最も小さいものはどんな形か。 (9) 切り離された紙の中で2番目に小さい図形と元の正方形の面積の関係はどれか。

面積正方形図形折り紙
2025/5/10

図形【4】と【5】について、与えられた選択肢の中から、元の図形を回転させただけで得られる図形(裏返さない)をそれぞれ選ぶ問題です。

図形回転空間認識
2025/5/10