まず、∣z−(1−i)∣=2 は中心が 1−i で、半径が 2 の円を表します。 この円周上の点 z は、z=(1−i)+2eiθ と表せます。ここで θ は実数です。 正三角形の頂点の1つは原点 O(0) なので、α と β は円周上にあり、かつ原点Oとともに正三角形をなします。 点 O, A, B が正三角形をなす条件は、0, α, β が正三角形の頂点であることから、e±i32π をかけることで α から β に移る、またはその逆が成り立つ必要があります。 つまり、αe±i32π=β が成り立ちます。 z=(1−i)+2eiθ であるとき、O(0), α, β が正三角形をなすので、α と β は α=(1−i)+2eiθ1 β=(1−i)+2eiθ2 とおける。
ここで、ei32π=cos32π+isin32π=−21+23i e−i32π=cos3−2π+isin3−2π=−21−23i 中心が原点ではないため、回転の関係は直接使うことができません。
正三角形の頂点の配置を考えます。円の中心をC(1-i)とします。
OCを結ぶ直線と円の交点が、αとβの候補になります。またOCと直交する直線と円の交点もαとβの候補です。 OCの傾きは-1なので、OCの偏角は−4πです。 よってα,β=(1−i)+2ei(125π)、(1−i)+2ei(−1211π) (1−i)+2(cos(125π)+isin(125π))=(1−i)+2(46−2+i46+2) =(1+23−1)+i(−1+23+1)=(23+3)+i(2−1+3)=23+3+2−1+3i (1−i)+2(cos(−1211π)+isin(−1211π))=(1−i)+2(4−6+2+i4−6−2) =(1+2−3+1)+i(−1+2−3−1)=(23−3)+i(2−3−3)=23−3+2−3−3i