平面上に点Oと異なる点A($\vec{a}$)があります。この平面上で、ベクトル方程式 $\vec{p} \cdot \vec{p} - \vec{a} \cdot \vec{p} = 0$ はどのような図形を表すか。

幾何学ベクトルベクトル方程式内積
2025/5/11

1. 問題の内容

平面上に点Oと異なる点A(a\vec{a})があります。この平面上で、ベクトル方程式 ppap=0\vec{p} \cdot \vec{p} - \vec{a} \cdot \vec{p} = 0 はどのような図形を表すか。

2. 解き方の手順

p\vec{p} を位置ベクトルとする点Pを考える。
与えられたベクトル方程式は、
ppap=0\vec{p} \cdot \vec{p} - \vec{a} \cdot \vec{p} = 0
pp=p2\vec{p} \cdot \vec{p} = |\vec{p}|^2 および ap=pa\vec{a} \cdot \vec{p} = \vec{p} \cdot \vec{a} であるから、
p2pa=0|\vec{p}|^2 - \vec{p} \cdot \vec{a} = 0
ここで、p=OP\vec{p} = \vec{OP}a=OA\vec{a} = \vec{OA} を用いると、
ppap=0\vec{p} \cdot \vec{p} - \vec{a} \cdot \vec{p} = 0
OPOPOAOP=0\vec{OP} \cdot \vec{OP} - \vec{OA} \cdot \vec{OP} = 0
OP(OPOA)=0\vec{OP} \cdot (\vec{OP} - \vec{OA}) = 0
OPAP=0\vec{OP} \cdot \vec{AP} = 0
これは OPAP\vec{OP} \perp \vec{AP} を意味する。すなわち、OPA=90\angle OPA = 90^{\circ}
点Pは、線分OAを直径とする円周上の点である。(ただし、点Oを除く)。

3. 最終的な答え

線分OAを直径とする円(ただし、点Oを除く)

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