平行四辺形ABCDにおいて、$\angle BAD$の二等分線が辺DCの延長と交わる点をEとする。$AB = 6$ cm, $AD = 9$ cmのとき、線分CEの長さを求める。

幾何学平行四辺形角度二等分線二等辺三角形辺の長さ
2025/5/12

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、BAD\angle BADの二等分線が辺DCの延長と交わる点をEとする。AB=6AB = 6 cm, AD=9AD = 9 cmのとき、線分CEの長さを求める。

2. 解き方の手順

平行四辺形ABCDより、AD=BC=9AD = BC = 9 cm, AB=DC=6AB = DC = 6 cmである。
また、AD//BCAD // BCより、DAE=BEA\angle DAE = \angle BEA(錯角)。
AEAEBAD\angle BADの二等分線なので、BAE=DAE\angle BAE = \angle DAE
したがって、BAE=BEA\angle BAE = \angle BEA
よって、ABE\triangle ABEは二等辺三角形であり、AB=BE=6AB = BE = 6 cm。
BE=BC+CEBE = BC + CEなので、6=9+CE6 = 9 + CE
したがって、CE=BEBC=69=3CE = BE - BC = 6 - 9 = -3
しかし、CEの長さは正の値である必要があるため、別の解き方を試みます。
AD//BCAD // BCより、DAE=AEB\angle DAE = \angle AEB (錯角)。
また、AEはBAD\angle BADの二等分線なので、BAE=DAE\angle BAE = \angle DAE
したがって、BAE=AEB\angle BAE = \angle AEBとなり、ABE\triangle ABEは二等辺三角形である。
ゆえに、AB=BE=6AB = BE = 6 cm。
平行四辺形なので、AD=BC=9AD = BC = 9 cm、DC=AB=6DC = AB = 6 cm。
また、DE=DC+CEDE = DC + CEなので、DE=6+CEDE = 6 + CE
AD//BCAD // BCより、ADE=BCE\angle ADE = \angle BCE
AEAEBAD\angle BADの二等分線である。
AD//BCAD // BCより、ADE=BCE\angle ADE = \angle BCE
また、平行四辺形なので、AD=BC=9AD = BC = 9
そして、AB=DC=6AB = DC = 6
DAE=AEB\angle DAE = \angle AEB (錯角)
DAE=BAE\angle DAE = \angle BAE (二等分線)
よって、BAE=AEB\angle BAE = \angle AEBなので、ABE\triangle ABEは二等辺三角形。
したがって、BE=AB=6BE = AB = 6
BC=DE=9BC = DE = 9
DE=DC+CEDE = DC + CE
9=6+CE9 = 6 + CE
CE=3CE = 3

3. 最終的な答え

3 cm

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