集合AとBが与えられたとき、それぞれの問題について、AとBの共通部分 $A \cap B$ と、AとBの和集合 $A \cup B$ を求める。

離散数学集合集合演算共通部分和集合約数
2025/5/12

1. 問題の内容

集合AとBが与えられたとき、それぞれの問題について、AとBの共通部分 ABA \cap B と、AとBの和集合 ABA \cup B を求める。

2. 解き方の手順

(1) A={1,3,5,7},B={0,1,2,3}A=\{1, 3, 5, 7\}, B=\{0, 1, 2, 3\}
ABA \cap B: AとBの両方に含まれる要素を集めた集合。AB={1,3}A \cap B = \{1, 3\}
ABA \cup B: AまたはBに含まれる要素を集めた集合。AB={0,1,2,3,5,7}A \cup B = \{0, 1, 2, 3, 5, 7\}
(2) A={2,3,5},B={1,4,6,7}A=\{2, 3, 5\}, B=\{1, 4, 6, 7\}
ABA \cap B: AとBの両方に含まれる要素を集めた集合。AB=A \cap B = \emptyset (空集合)
ABA \cup B: AまたはBに含まれる要素を集めた集合。AB={1,2,3,4,5,6,7}A \cup B = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7\}
(3) A = {x | x は 16 の正の約数}, B = {x | x は 24 の正の約数}
16 の正の約数は 1, 2, 4, 8, 16 なので、A={1,2,4,8,16}A = \{1, 2, 4, 8, 16\}
24 の正の約数は 1, 2, 3, 4, 6, 8, 12, 24 なので、B={1,2,3,4,6,8,12,24}B = \{1, 2, 3, 4, 6, 8, 12, 24\}
ABA \cap B: AとBの両方に含まれる要素を集めた集合。AB={1,2,4,8}A \cap B = \{1, 2, 4, 8\}
ABA \cup B: AまたはBに含まれる要素を集めた集合。AB={1,2,3,4,6,8,12,16,24}A \cup B = \{1, 2, 3, 4, 6, 8, 12, 16, 24\}
(4) A = {x | x は 18 の正の約数}, B = {x | x は 30 の正の約数}
18 の正の約数は 1, 2, 3, 6, 9, 18 なので、A={1,2,3,6,9,18}A = \{1, 2, 3, 6, 9, 18\}
30 の正の約数は 1, 2, 3, 5, 6, 10, 15, 30 なので、B={1,2,3,5,6,10,15,30}B = \{1, 2, 3, 5, 6, 10, 15, 30\}
ABA \cap B: AとBの両方に含まれる要素を集めた集合。AB={1,2,3,6}A \cap B = \{1, 2, 3, 6\}
ABA \cup B: AまたはBに含まれる要素を集めた集合。AB={1,2,3,5,6,9,10,15,18,30}A \cup B = \{1, 2, 3, 5, 6, 9, 10, 15, 18, 30\}

3. 最終的な答え

(1) AB={1,3}A \cap B = \{1, 3\}, AB={0,1,2,3,5,7}A \cup B = \{0, 1, 2, 3, 5, 7\}
(2) AB=A \cap B = \emptyset, AB={1,2,3,4,5,6,7}A \cup B = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7\}
(3) AB={1,2,4,8}A \cap B = \{1, 2, 4, 8\}, AB={1,2,3,4,6,8,12,16,24}A \cup B = \{1, 2, 3, 4, 6, 8, 12, 16, 24\}
(4) AB={1,2,3,6}A \cap B = \{1, 2, 3, 6\}, AB={1,2,3,5,6,9,10,15,18,30}A \cup B = \{1, 2, 3, 5, 6, 9, 10, 15, 18, 30\}

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