右の図のような道のある地域で、以下の問いに答える問題です。 (1) AからBまで行く最短の道順は何通りあるか。 (2) AからCを通ってBまで行く最短の道順は何通りあるか。 (3) AからCを通らずにBまで行く最短の道順は何通りあるか。

離散数学組み合わせ道順最短経路
2025/6/3

1. 問題の内容

右の図のような道のある地域で、以下の問いに答える問題です。
(1) AからBまで行く最短の道順は何通りあるか。
(2) AからCを通ってBまで行く最短の道順は何通りあるか。
(3) AからCを通らずにBまで行く最短の道順は何通りあるか。

2. 解き方の手順

(1) AからBまで行く最短の道順
AからBまで行くには、右に5回、上に2回移動する必要があります。合計7回の移動のうち、右への移動を5回選ぶ場合の数を考えればよいので、組み合わせの考え方を使います。
{}_7C_5 = \frac{7!}{5!2!} = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = 21
(2) AからCを通ってBまで行く最短の道順
AからCまで行くには、右に2回、上に1回移動する必要があります。
{}_3C_2 = \frac{3!}{2!1!} = 3
CからBまで行くには、右に3回、上に1回移動する必要があります。
{}_4C_3 = \frac{4!}{3!1!} = 4
したがって、AからCを通ってBまで行く最短の道順は、
3×4=123 \times 4 = 12 通りです。
(3) AからCを通らずにBまで行く最短の道順
AからBまで行く最短の道順から、AからCを通ってBまで行く最短の道順を引けばよい。
2112=921 - 12 = 9

3. 最終的な答え

(1) 21通り
(2) 12通り
(3) 9通り

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