与えられた行列 $A = \begin{pmatrix} a & 1 \\ 0 & a \end{pmatrix}$ と $B = \begin{pmatrix} b & 0 \\ 1 & b \end{pmatrix}$ に対して、以下の問題を解く。 (1) $A$ の逆行列 $A^{-1}$ を求める。 (2) $B$ の逆行列 $B^{-1}$ を求める。 (3) $C = AB$ としたとき、$C$ が正則かどうか判定し、正則ならば $C^{-1}$ を求める。 (4) $D = A + B + E_2$ (ただし $E_2$ は2次単位行列) としたとき、$D$ が正則かどうか判定し、正則ならば $D^{-1}$ を求める。
2025/5/13
1. 問題の内容
与えられた行列 と に対して、以下の問題を解く。
(1) の逆行列 を求める。
(2) の逆行列 を求める。
(3) としたとき、 が正則かどうか判定し、正則ならば を求める。
(4) (ただし は2次単位行列) としたとき、 が正則かどうか判定し、正則ならば を求める。
2. 解き方の手順
(1) の逆行列 は、公式 より、
.
したがって、選択肢2が正しい。
(2) の逆行列 は、公式 より、
.
したがって、選択肢1が正しい。
(3) .
の行列式は、.
かつ より であるから、 は正則である。
.
選択肢3が正しい。
(4) .
の行列式は、.
かつ より であるから、 は正則である。
.
したがって、選択肢3が正しい。
3. 最終的な答え
(1) 2
(2) 1
(3) 3
(4) 3